料亭予定地

マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3を見終わった。

2019/12/25
ドラマレビュー



やはり年の瀬、忙しい…!
クリスマス準備はミセス・メイゼルがお供だった。

うおおおおお。

ミセス・メイゼル(シーズン3)!
そこで終わりなのかああああ!?


ミセス・メイゼルは、Amazon製作のドラマです。
ゲームオブスローンズのような派手さはないが、落ち着いて楽しめる。
(大抵、皿洗いが嫌なときにつけている)

映画だと子供たちも大好きなのでフリーズしてしまうし、自分もちょっとも目を離せない。
声だけで内容を把握できるほどヒアリングに自信もない…。

かなり際どい冗談はたくさん入ってるが、そのものズバリのシーンはないし、高度すぎてわからないので安心できる。

海外ものは本当に脚本が上手くて続きが気になるものが多いので、続き!続き!と一気見することが多いのだが…。
このドラマはそこまで続きが気になるということもなく、だが楽しいので見るのをやめちゃう感じでもない。
バランスがよい!
毎日1回と決め、楽しんで見ていた。


マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン1(字幕版)

1958年、ニューヨーク。アッパーウェストサイドに暮らすミッジ・メイゼルは、夫や子供たち、そして華やかな食卓のある幸せな日々を送っていた。ところがその日常が大きく変わる出来事が起こり、彼女は即座に生き方を変える決心をする。主婦だった彼女が、コメディアンになるという驚きの決断をするのだ。監督・脚本は「ギルモア・ガールズ」のエイミー・シャーマン=パラディーノ。




当時の風俗にそれほど詳しいわけじゃないので、細かいところまでのこだわりはわからないが、映像がとにかくきれい!
服装がとても可愛い。
流れる音楽や景色などは、アメリカの高年齢層にはたまらないんだろうなー。

あまり深く考えずにサラッと楽しんでいた。
日本のお笑いブームもあるし、芸人さんて大変だね!という風に見ていた。

ざっと説明すると、コテコテのユダヤ人富裕層の家庭に生まれたミッジは、夫に浮気されて離婚して、もともとあったコメディの才能を開花させ、マネージャーのスージーと共にショージビネスの世界に飛び込んで行く。
…のだが、この浮気夫のジュール。

これがまた、なかなか…!

「ダメな感じでいい感じ」の絶妙さがすごい。
「ダメでいい」ので現実の夫感がすごい。

ミッジは結局、1話から出ているレニーとどうかなりそうな気もする。
だが個人的にはよりを戻してほしいなー!

レニー・ブルースは知らなかったが実在のコメディアンだった。
wikiのページ→レニー・ブルース
これを見ると、両親が離婚、芸人に転身した母に育てられるとある。
なんとなくミセスメイゼルの境遇の下地となったのではないかとも思える経歴だった。

ここからはネタバレなので、ぜひ視聴してからお読み下さい。
楽しみ半減です。
本当です。


マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン2(字幕版)

ガスライトで成功を収めたミッジだったが、ソフィー・レノンを怒らせたせいでコメディアンとしてのキャリアを伸ばすのを妨害されるようになり、漫談で稼げなくなってくる。また漫談をやっていることは家族に隠してきたが、さまざまな影響が出始めたため、いよいよ打ち明けなければならなくなる。



マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3(字幕版)

シャイと巡業に出たミッジとスージーは、貴重な経験を積む一方で、自分たちのキャリアのなさを痛感しながらショービジネス界の厳しさを学んでいく。ジョールは自分の夢を追いながら、ミッジをサポートしようと奮闘する。エイブは新たな使命に没頭し、ローズの日常も大きく変わっていく。



1~2までのミッジはなかなかギャグも受けず、白けるステージに立つことが多くて、こっちが胃が痛くなるくらいだった。
芸人さんて大変だなあ!

しかしミッジが富裕層なので、そこは安定感があって惨めさや必死さが薄く、安心して見られる。
このバランスがなかなか…。

シーズン3の中盤から終わり近くにかけて、色々と刺さる回が多かった。
伏線回収もたくさんあった。

舞台のプレッシャーに耐えられず楽なほうに流れてしまうソフィ・レノン。
憎まれ役だったがここは笑えもしたが、可哀想にもなった。

ママと決定的にわかりあえないシーン。
自分の仕事や熱意を理解してもらおうと努力したけど、それが押し付けであって理解し合えることはない。
けど、親は親なのであってそこに変わりはない。

ママの「娼婦と芸人の違いもわからないし、自分のプライバシーや家族を下ネタで笑いものにして何が楽しいのかもわからない」というセリフは、こうして楽しんで見ている私にも共感できる所があった。
(こうしてブログで家族をネタにして曝しながら…小説で濡れ場とか…性癖をさらしたり…云々、云々…)

ママに対して自分の稼いだ金で自分の家を取り戻したことを誇るミッジ。
なのに賭博に全額突っ込んでスッてしまうマネージャーのスージー…!!

ああー!と声を上げてしまった。

海外ドラマは何かに対する「依存」の怖さを書くのがとても上手くて、私の好きな「デスパレートな妻たち」でも登場人物が何度もするする~っと自然に酒におぼれたり薬におぼれたりしては立ち直る、という描写が入る。
現実はそんなにするっと立ち直れないままどん底になってしまう人が多いんだろうなと思いながら見ていたが、この賭博の怖さは格別だった。
ミッジが自分の足で立っている!と実感した直後だったから。

スージー、どうすんだこれ!
それとも、これまでと同じようにもう一度二人で立ち上がろう!という風に展開するのか?と思ったらスージー、ジュールの元へ現れた!

ここでジュールなのかー!

元夫、新しい生活と新しい恋に向かおうとしている様子だったからなおさらだ。
(この中国人の新恋人はちょっと本気でポリコレを感じすぎて嫌だった)

ジュールに金の管理を頼むスージー、もういい展開すぎてこぶしを握ってしまう。
そしてスージーは亡母の家を燃やして保険金で補填する…。
それでここに唐突な母の死亡を持ってきてたのかー!
いやうまい、展開の妙すぎるよ!

上げたり下げたりがほんとにうまい!
無茶苦茶さと深刻さがコメディタッチで笑える。

そんな焦ったりほっとしたりの最後の最後にきたショック。
黒人歌手のシャイととても仲良しなのを微笑ましく見ていたのに…。
前フリであった「ショービジネスの厳しい現状に直面する」ってこれかああ!

ウケないのかな?もしくはソフィに邪魔されて干されるのかな?
と思いながらはらはらしていたら、普通に舞台もウケて「おや?」と思ったら最後の最後だった。

そして、何となくはっきりとは言わないが、おそらくシャイはゲイだったんだろうな…という。
自分のマネージャーにすら言わなかった本名をミッジには話すほど気を許していたのに、地雷を踏んでしまった。
しかも自分がやろうと思ってやったわけでもない。
シャイのマネージャーがいいって言ったからネタにしたのにー!!

しかし私も、シャイがミッジにまったく手を出そうとしないから、いくら仲良しでもそこまで近い存在でいて、友情ってのはありなのかな?と思っていた。
現にレニーは誘ったわけだし。
(ジュリー・アンドリュースは白人でしかも女性だからアウトなの?このあたりのニュアンスよくわからない。どうしてそこが地雷なのか。笑って見てた観客は微妙だと思わないのかな?)

舞台のプレッシャーは、ソフィもイライラ、ぴりぴりしてることで表現されるし、シャイもそうだった。
やはり、人の前に立つ精神状態は並大抵のものじゃないのだろう。

個性と個性のぶつかりあいでもある。
常人には計り知れないプレッシャーを抱えている。
しかし自分を信じること、信じぬくことは傲慢にもつながるのだ。
すごく考えさせられるシーズンだった。

シーズン2が終わってから、シーズン3が始まるまでかなり待たされたのに、このモヤモヤはひどい!
早く続きを作ってくれええ!!



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Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
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