料亭予定地

私のデジタル本棚 楳図かずお「おろち」

2019/05/02
漫画レビュー





まったく空気を読まずに令和関係なく投稿。
というのも、けっこう前に書いた記事で投稿しそこねていただけだから。

ノートに娘との会話を投稿した。
ホラー(娘との会話)

要はハロウィンという新作映画につながるなんてことはない会話なのだが、ホラーつながりで楳図かずおの「おろち」、伊藤潤二の「富江」を紹介したいと思う。
なぜ突然、この二作を思い出したか?

こんな記事が出ていた。
少女漫画が役立つ?母と娘の葛藤、ユニークな分析 大学教授「精神科治療に活用」(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

これがまた、ずいぶんコアな漫画ばかり選んでいる。しかも守備範囲広っ!
長いこと読み込んできたんだなとみえる。
このニュースに出ている萩尾望都の「イグアナの娘」はまた語るとして、楳図かずおさんの「ママがこわい」という作品が紹介されていた。

そんなのあったっけ?と早速、立ち読みすべくebookを探すも、残念ながら短編集に入っちゃってるのか、電子書籍にはなっていないのか、見つからなかった。

久しぶりに楳図かずおの作品名を眺め、まことちゃん汚くて嫌いだったな~と思いながら見ていて、発見!「おろち」!

摩訶不思議な力を持ち、時を超えて存在する美少女・おろち。行く先々で哀しき運命を背負った人間と出会い、その翻弄されゆく人生を傍らから観察し続ける…。楳図かずおデビュー50周年記念企画として、先に刊行された『へび女』『ねがい』『蟲たちの家』に続く“UMEZZ PERFECTION!”第2弾が、全4巻で登場!!


 ≫ 漫画系レビュー記事


*ここからネタバレを含みます。






これこれ!大好きだった!!
おろちがめちゃ可愛い!

あ、ご存じない方のために、この美少女がおろちです。
うんちぶりゅりゅは一切ない。

超自然的発生の霊能力美少女(人であるかどうかも微妙)がさまざまな時代、さまざまな場所をあちこち訪れて、事件を解決したり秘密を暴いたりあれこれホラーな体験をするわけだが。
おろちを読んだとき、最初に思ったのはなんだよ楳図かずおってこういうのも書けるんじゃん!!!!ということだった。
まことちゃんのイメージが強すぎて…。

なんたっておろちはかわいい。美人最強。
「はきけをもよおすほどいやらしい女ごころの恐ろしさと執念を描いたもの」
というのが一巻の最初に書いてある。
ただ、確かにすべてのお話はサイコホラーな展開なのだが、とにかくおろちの超然とした美少女っぷりにすべてが消される。

おろちは楳図かずお作品の中でも一番のオススメ。
ちなみはおろちは善というわけでもないが、解決する側なので傍観者でもある。
おろちは完全最強というわけでもないし、結局人の妄執の前に何も出来ない。

傍観者であるおろちがもっとも人間的だが、このお話、単なるホラーや人のエゴを描いただけ…とはちょっと違う。
うまく言えないが、ひねりがある。
展開が一転、また一転、そう来たか!そっちに行くか!
たまにほろりとさせ、つまり多面的だ。妄執一辺倒ではない。
そこ!そこが最近の作品にたりないところ!!(突然どうした)

一度キャラを決めてしまうと、とことんそのキャラに忠実に描くというのは、薄っぺらいとまでは言わないが、そんなもんじゃないのでは?と思う。
人にはきれいな面もあるけど汚い面もあり、その二面だけでなく、優しい気持ちでいる時に突然残酷にもなれる、という時もある、とでもいうか…。気が変わることもあり、忘れることもある、というか。

今になってみれば、なのだがあのうんちぶりゅりゅのまことちゃんも、人の表と裏を徹底的に暴いて見せていたと思う。

憧れのアイドルがトイレで大をしながら本音を暴露するのを、まことちゃんが垣間見るという回は強烈すぎていまだに覚えている。
トイレで大をしながら本音を暴露、というのはたいへんオブラート10枚ぐらい包んだ表現です。
それはそれは…もう…。
勇気のある方はこのまことちゃんのリンクをたどって、立ち読みをちょっと見て頂きたい。食事時はやめておいて。

は、これはおろちの話だったのに。
つい、まことちゃんに流されてしまう。

楳図かずおについてはそのうち、また語りたい。
もちろん下ネタなしの奴。漂流教室とか、イアラとか。

本当は伊藤潤二の富江もあわせてホラー漫画で語りたかったが、長くなったので今日はここまで。

 ≫ 漫画系レビュー記事

 
(朝日コミックス) Kindle版 伊藤潤二 (著)
伊藤潤二傑作集の第1弾は、仲村みう、荒井萌の主演で来春公開される映画「富江 アンリミテッド」の原作『富江』。デビュー作にして代表作。これを読まずして伊藤潤二を語ることなかれ。


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Ama Mew(天海悠)
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