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月刊プリンセス(2022年2月号) 万感の薔薇王最終回!

2022/01/10
漫画レビュー




月刊プリンセス(2022年2月号) 万感の薔薇王最終回!


無事の完結が本当にめでたい。
(やっとアップすることができた)

二重三重の意味で愛される作品なので、とんとん拍子にアニメ化、舞台化と決まっているようで何よりだと思う。

最後の方は幕引きに向けて多少急ぎ足ではあったが、ベストを尽くしたと言えるのではないだろうか。

最後のシーンが、どうとでも取れる感じだったけど、あれで息を引き取っていても悪くはなかった。
ディアナさまエンドであることにかわりはなかった。

ところで、ディアナ様ディアナ様言ってるけど、ディアナ様をご存知ない人のために一応説明しておくと、
ターンAガンダムのヒロインで、後の説明はここに書いてあります。

>>∀ガンダム - Wikipedia


 
富野由悠季がすべての“ガンダム”の歴史を包括したSFアニメのBOX第1弾。月の民の少年・ロランは、仲間と共に月の世界から密かに地球に降り立った。彼は月の女王・ディアナにそっくりな少女・キエルと出会い…。第1話から第25話を収録。


 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
互いに描く未来の差に愕然とするバッキンガムは、ティレルにリチャード殺害を命じる。バッキンガムはスタンリーたちの協力を得ようと画策。だが、スタンリー側から信用の代わりに二人の王子を殺すように命じられ……!?


 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想


*ここからネタバレを含みます。




主人公ロランには、絶対にロランのことが好きだったと思われる元気系の少女ソシエがいた。
最後まで直接的に言及されることはなく、思わせぶりな態度にも常にロランは距離を保っていたが……。

だが、ラストシーンでロランはソシエを振り切って、すでに体に限界が出てきていたディアナ様を介護して暮らすことを選択する………(止まらなくなりそうなので略)



最後だから、順番にじっくり鑑賞しよう。

最初に読んだときには、戦場で殺されて終わりオチじゃなかったと思ったのが最高に嬉しかったので、(まあそんなことにはならんだろうと思ってはいたが)序盤の血なまぐさいところは読み飛ばしていた。

改めてみると、頭にガッツリ斧入ってて戦慄した。
怖すぎる。

常にこんな感じで着替えをしてたのかと思うと、
ケイツビーさんの鉄の自制心に感動する。

美しいと思っていたと答えるのが精いっぱいだよね。



「その同志さえ殺した」
っていうのはバッキンガムのことで、これのシーンのとき、馬に顔を隠してるのがかなしみを感じて超超超胸キュンだった。

やはり最後にして思うのは、そもそもこんな感じでブログ感想はじめたのも、ばっきんがむがりちゃーどをやっちゃってからなんだよ。
見も蓋もないが。

そこから始まってるので、筋金入りのガムリチャですよ。
あまりそういう言い方しなかったけど。



「王冠か、名誉の死か」は入ってたけど、リチャード三世の物語ならこれをはずしてはならないという名台詞
「馬をくれ!馬を!代わりにわが王国をくれてやる」は入ってなかったんだよね~!!

これはしかたないというか、あれは、そもそもの「原作のリチャード三世」に附属するものだから、こちらの男女両性リチャードさんの物語ではないんだよね。
ばっさり切ったのは英断だと思います。



ノーサンバランドさんの裏切りは何となくフラグが立っていたので想定の範囲内だったが、
「そんな物好きはそうはいない」って、ぜったいバッキンガムのことだよねー!!

覚悟のケイツビーさんのひとこまがすばらしかったよ。
「道は一つだ」のところです。

最後までちゃんと勝つつもりで戦ってるリチャードもよかった。



うん?

タレコミをしたのは、ティレル本人じゃなかったんだね。
そして、タレコミは馬のことだったのかな?





リチャード三世の劇を、ティレル本人がリチャード三世役でやっていたのか!
そして、名前はこのタレコミ男に上げていた。

少しわかりにくかった。

でも、ヘンリーティレルは、ヘンリーという名前もティレルという名前も捨てて
舞台の上でリチャードになったんだね。

それで、リチャードとリチャードが入れ替わったと。

そういうオチなんだな。



何か今更こんなところでジョージ君の顔を見るとは思わなかったよ。

ジャンヌの悪夢を吹き込んだのは君だったのか。
最後まで悪いお兄ちゃんめ。

そして、この、ヘンリーくんがリチャード役をやり、代わりに死ぬという壮大な計画を練り上げたのがバッキンガムだったんだとしたら、すげえなと思いました。

約束どおり愛を知ることもできたでしょ?
という、そんな危うい計画、何という……。
バッキン……。

こ、これは……。

死せる孔明、生ける仲達を走らす!

つまり

死せるバッキンガム、生けるヘンリーを走らす!

いや、この場合はリッチモンドになるのか?
まあどっちでもいいや!

バッキンガムのことだから、すごいうまいこといってヘンリーを丸め込んだんだろうな。

舞台の上でリチャードになったヘンリー。

最後に、王として戦場に散ったんだね……。



血まみれの王冠をかぶるリッチモンド君のサイコパスな顔もまた良かった。

最後に、やっとケイツビーの方に意識を少しだけ向けることが出来て、あまりにもかわいそうだったケイツビーも報われたと思うよ。
リチャード本体の命も守れたし、そんな風に言ってもらえたらね!!!!!





確かあのとき、ケイツビーさんは望みを言わなかったはず。
何巻だったか忘れたけど、「自分のことじゃなくて、お前の本当の望みは」と食い下がったのに、言わなかった。

だからずっとどこかで心にひっかかって、最後までちゃんと聞かないといけないと思ってたんだろうな。

だから「目がさめたらお前の望みをっていうのは、ちゃんとケイツビーの希望を聞いて、ケイツビーにもっとまじめに向き合って、っていうことだと思うんだけど、多分ケイツビーさんの望みって、死ぬまでおそばにいて尽くすことだと思うんだよね。

それ以上にはならないと思うの。
究極のMだから。

ここでリチャードさん、目がさめることになるのか、それともこのまま「真っ白に燃え尽きたぜ…」な展開で死んでしまうのかは、わからないままだった。

多分結核で弱っていて死ぬ、それもそんなに遠いことじゃないと思うんだけど。

生き延びて安らかに過ごしたディアナさまエンド推奨で。

結局、子供ネタってどうなったのか分からないよね。
薬を飲んだって言ってたけど、ジェーンが渡した薬が本当に堕胎薬だったかどうかもわからないし。

ワンチャン、バッキンガムとリチャードの子供産んであるのでは。
(これはあくまで妄想ですので!ただの妄想!)

息子のエドワードくんと、リチャードさんと、ケイツビーさんの三人で!
(ジェーンも入れてもいいけど、ちょっと邪魔だな)
あの昔、ヘンリーと暮らしたときに望んだような、穏やかでのどかな生活をして!
すごく幸せに暮らすんじゃないかなって思う!!

彼らに囲まれて、リチャードは穏やかに生命を閉じる。

幸せ…(わたしが)



とりあえず、アニメは予約はしてあるけど、見て更新するかどうかはわからない。
やっぱり、あの美麗な絵を見慣れたあとでは、アニメを見てもコレジャナイ感を感じてしまうのではないかなあと思う。

でも、予告を見ていて、ちびバッキンガムが、あんたに決めたとか言ってるシーンで
ドッキーーーーーン!!!

となったから、どうなるかわからない。

ここまで読んできてくださってかた、ありがとうございました!!


 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想

 
(ちくま文庫) W. シェイクスピア (著), 松岡 和子 (翻訳)
「口先で奇麗事を言う今の世の中、どうせ二枚目は無理だとなれば、思い切って悪党になりこの世のあだな楽しみの一切を憎んでやる」。世界を憎悪するリチャードは実の兄を陥れ、殺した敵の妻を口説き、幼な子を惨殺し、利用しつくした臣下はごみのように捨て―。奸計をつくして登りつめた王座に、破滅はあっけなく訪れる。爽快なまでの「悪」を描いた傑作。


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Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
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