料亭予定地

リトルナイトメア考察-3 モノシクとやらの沼に落とし込まれたの巻

2022/01/07
その他




リトルナイトメア考察-3 モノシクとやらの沼に落とし込まれたの巻


 
「胃袋」の名を持つ謎めいた巨大船舶「モウ」に囚われた幼い少女「シックス」。物語はシックスがモウから脱出を試みるところから始まります。幼いシックスにとって、モウは牢獄であると同時に遊び場でもあります。死の危険が至るところに潜む密室の中で、ひとり知恵を振り絞って生き抜き、出口を探すことが目的となります。


 ≫ リトルナイトメア考察-1

 ≫ 料亭予定地 このブログのご紹介と記事マップ


*ここからネタバレを含みます。





ここまで考えてしまうのも、とにかくシックスがかわいいから!
実際にプレイしてみると本当にかわいい。

モノはまだ序盤しか操作してないが、この質感で手をつながれたりしたらたまらない!

2が出たことで、色々と世界を想像する余地が広がった。

モノ=七つの大罪の傲慢=電波塔の世界=脳
シックス=七つの大罪の暴食=モウ=胃袋

電波塔が脳で、モウが胃袋なら、ひとりの人間ととらえることもできる。

その場合は、7つの大罪にふさわしくそれぞれの物語があり、それぞれの悪夢の結末があったのだろうが、モノとシックスで完結してしまった方がきれいにまとまる気がする。

わたしとしては、1と2で割と物語は完結しているように見える。



リトルナイトメア2のパッケージイラストだが、電波塔を背にするシンマンの姿が、その前で紙袋をかぶっているモノに似ており、二人が一つであることを示唆しているという指摘があるようだ。

帽子は、テレビ=電波塔のモチーフであり、「テレビの世界に頭を突っ込んで外界の悪意から身を守っている」姿のように見える。

まるでYouTubeの配信に夢中になる子どもたちのように。

狩人の家の部屋に閉じ込められていたシックスは、モノによって自由にされた。
二人は手を取り合って電波塔をクリアする。

モノの現れた場所にテレビがあったということは、どこかからテレビを通じてワープしてきたのだろう。

しかし、ループについては、あまり考えていない。
そもそもループというのは、どこがはじまりだったのかを含め、どこかで矛盾が生じてしまうものだ。

リトルナイトメアについては、「どういう風にループしていたか」の考察が主流のように見えるが、そこはバッサリ捨てて考察していく。



モノは、シンマンとの決戦で、ずっとかぶっていた帽子を脱いだ。

モノはシックスを助けるために、とうとうタブーを破り、「殻」を打ち破ったのだなと感じた。
1のシックスがあくまで自分ひとりの戦いであったのと対照的だった。

モノ=シンマンなのであれば、自分に打ち勝ったというようなとらえかたもできる。

他者、仲間を助けようとする心が、自分を守る殻すら必要がないほど彼を強くしたのだ。

しかし、助けたいと願っている相手が助けられたいとは思っていなかったら?
それが傲慢なのか?



シックスが手を離した理由は、さまざま考察されているようだが、電波塔の中で、モノとは別の意味でシックスは「自分を取り戻し始めている」ように見える。
黄色いレインコートを入手、途中でいじめっこの首を折るときのしぐさには、飢餓の萌芽を垣間見た。

レインコートを入手したおき、「アイデンティティ」というトロフィーが出る。
ダウンロードできる追加コンテンツの、おさげの少女が着ていたものらしい。

電波塔で抜け殻だけが残っていたということは、電波塔の世界に取り込まれてしまったのか?
おさげの少女は失敗したのか。

壁に描かれているカウントだが、わたしはループというよりも、前任者という風にとらえている。
前任者は失敗したけど、いつまでも信じていたい。レインコートは希望。
自由になりたいと望むカナリヤの色だ。



管理人に捕まって出荷されていく子供たちがいた。
基本は新鮮な料理としてキッチンに行ったような気がする。
それらをむさぼり食った連中も、結局はレディの栄養となるだけ。
ルートによっては、狩人や、先生や、医者のところにも、行ってたかもしれない。
シックスが狩人の所にいたのは、狩人が人形の疑似家族を求めていたからではないかと推測した。

2で最初にシンマンにシックスがさらわれた後、山のような手紙で埋め尽くされた部屋に出る。
シンマンの心の叫び、執着を意味する場所のように見える。思いが深い。

そのあとにあの人形!
シックスが1で集めていたレディの人形が出るんだよ!
(これは人のプレイ動画を見てて発見しました)

やっぱり、あの首つり男と手紙、レディの部屋の手紙はやっぱ意味があったんだよ!

(わたしの中で) シンマン×レディ 爆誕。





モノとシンマンの深い関係が確定したことで、シックスとレディの関わりの近さも、1を作った時点ではどうだったかわからないが、何となくそういう流れで受け取ってもいいんだなと解釈した。

わたしは、レディはシックスの母親ではないものの、「女系の上位」、姉妹のようなものと考えていた。

「モノ=シンマン」は、シックスとレディの関係性よりもさらに強い。

ループにこだわらずに考えると、シックスに手を振り放されたモノは「新たなシンマンとなった」という風に考えることもできる。
レディ=シックスとはちょっと考え難い部分にも対応してくるのではないだろうか。



シンマンがレディのことを、「この何もかも醜い世界で、君だけは美しい」と思っていてもおかしくない。
でも、レディからしてみれば、美しさをいう人は、それが失われたときのことは考えてないのだから、ツンツンしてても仕方がない部分はあると思うんだよね。

シンマンとレディの関係が、何となく手を振り放したモノとシックスにかぶってくる……!

シックスが割っていた人形には、レディの年齢が閉じ込められていたのかもしれない。

レディが仮面をかぶっているのは、本音を隠すためか、年齢を隠すためか。
(キッドは、年を取ってしまったレディの顔を見てしまったから許されなかった→ノームになった)
(シックスは、結局レディの顔は見ていない)

レディは、シンマンが好きでいてくれた(←決めつけてる)ままの自分でいる業に囚われているのかも。
(決めつけてる)

絶妙!もえ!



モノは電波塔のチャネルであるテレビを前にすると、我を失っていた。
もっと強い自我が自分を呼ぶのだ。
シックスの飢餓状態に似ている。

テレビを目にした時のモノと同じように、シックスは飢餓に呼ばれ、その状態になってしまうと制御がきかない。
(オルゴールがストッパーだったかどうかはわからない)

シックスの飢餓が極限に達した先にあるのは、レディのような姿であったはずだ。
モウすべてを支配する主として、捕食し、取り込み、力を吸い取る。

だが、シックスはモウにとどまって新たな女主人公とはならなかった。
外に出て行った。

なぜか?

モウで力を手に入れたシックスは、外に出ていく。
まだ2を作る前のクレジットだと思うが、シックスが孤島に立つ灯台のようなものの前に立って、今にも入ろうとしている

あれは、まだ巨大な町に育つ前の電波塔で、(モノが前のシンマンを倒したから小さくなった)、その先にいるのは、モノなのではないか?

シックスはモノを探しに行き、助けに行く。
そしてシンマンとレディの未来とは違う、シックスとモノの本当の二人の物語を紡いでいく。

……。
…だといいなー!

ここで、わたしの中では
「1のシックスが最後に向かった先はモノの所」説
が爆誕した。

でも、首つり男の手紙(たぶん)をよそに、のんきに鼻歌を歌ってたレディの冷酷さも捨てがたい。


 ≫ リトルナイトメア考察-1
 ≫ リトルナイトメア考察-4

 ≫ 料亭予定地 このブログのご紹介と記事マップ

 
歪んだ絶望の世界を遊ぼう。電波塔に支配された世界を舞台に、少年「モノ」を操作するサスペンスアドベンチャーゲーム。黄色いレインコートをかぶる少女「シックス」と共に、テレビを介して世界に広がる悪の源を暴くため、2人は電波塔に向かう。




書籍の本だな【広告】
桜木杏、俳句はじめてみました日出処の天子たゆたえども沈まず



 Twitter(≫ @mwagtail30
 ≫ HP「オニグルミの森」
 ≫ note
 ≫ 児童書おすすめブログ
 ≫ なろうのマイページ

スポンサーサイト



Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
へっぽこ自家発電物書き。アニメ漫画書籍全般雑食です。クセ強め。
富野信者。イクニ。古典。児童書。
自分のことは盛大に棚に上げてレビューを書いたりします。

HP(料亭跡地)note(書籍レビュー中心)
Twitter @mwagtail30
その他