料亭予定地

最近、完結御礼の漫画2 「アスペル・カノジョ」「30禁」「とつくにの少女」「恋を知らない僕たちは」他

2021/11/22
漫画レビュー




最近、完結御礼の漫画2、「アスペル・カノジョ」「30禁」「とつくにの少女」「恋を知らない僕たちは」


(完結御礼とは、ちゃんと話を終わらせてくれてありがとうというわたしの気持ちのこと)

前回に続き、完結した漫画にちょろっと感想をつけていく。

アスペル・カノジョ (全12巻)
30禁 (全7巻)
とつくにの少女 (全11巻)
恋を知らない僕たちは (全11巻)






 ≫ 漫画系レビュー記事


*ここからネタバレを含みます。






 
萩本創八 (著) , 森田蓮次 (著)
新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。


可愛いのかどうか微妙なラインの絵、どこまでも硬質で、しかも普通に言うなら「病んでる」彼女。(ヤンデレのレベルではない)
これは刺さった。
すごく好きだった。

人によっては依存だとか病名をつけて、ああだこうだと言うだろう。
これは紛れもなく愛の物語だ。

いつもチェックするAmazonの定評価で、横井さんの対応力がチートと書かれていて、これはさすがに私も思った。

自分もコミュ障でいて、これまで隔絶された自分だけの世界で生きて来た人が、唐突にこんな完璧対応できるものだろうか。
何十年も同じ症例の人たちを診察してきましたレベル。

でも、わたしはこう思いたかった。
そのチート能力が、偶然にも彼女にだけに発動してしまう。
それを愛と呼んでもいいのではないかと。
その愛が、同じような苦しみを抱えている人たちに優しいならば、この物語を肯定したいと。



 
畑亜希美 (著)
仕事も恋も、大抵のことは経験してきた森山志乃30歳。結婚相手も、一通りやり終えた同年代がいい。そう思っていたのに、9つ下の真雪(まゆき)から突然の告白。そのまっすぐさに惹かれ、志乃に結婚相手ができるまでという条件で、つき合うことになり…?何歳になったら「要領のいい恋」ができるのだろう。何歳までなら「もがくような恋」が許されるのだろう。


この年の差は良かった!
やはり、これくらいがセーフだな。

というのも、おねショタに関してはたぶん自分の中の母性が生理的にストップをかけてるのだろうと思います。
(世間の脊髄反射的なブーイングもこれが理由だと思う)

志乃の絵がすばらしく美人なので、年下男子がひとめぼれするのも説得力がある。
真雪くんが適度に男男してるのもよい。

30女の妄想とか言わないで~♪
外見が高校生な、さんじゅうおんなのキャリアウーマン?
ことばにトゲ?ないないそんなもの!

絵が好みなので、見ていて気持ちがいい。
漫画では、重要要素です。楽しく夢が見られる。



 
ながべ (著)
新たな人外×少女の物語、始まる――。分かたれる世界でも、繋がり合う心。 昔々、遠く遥けき地に二つの国ありて――。触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜――その深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。


これはすごい作品だ。

まんがは稼ぎ頭だから、前衛的なものも、芸術的な作品も世に出すことができる。
そういう金銭的余地が、出版社の方にもある。
世に出そうと言う力と、読む方の層もあつい。

最後は、謎が謎を呼ぶ展開で終わってしまったが、わたしが感じたのはこんな感じだ。
そこまでしっかりと読み込んだわけではなく、さらーっと流しただけなので、あまり真面目には取らないでほしい。

センセは、ようじょのシーヴァとの生活があまりにも大切すぎて、彼女の成長するという変化を受け入れられなかったのではないだろうか。

彼もまた、つらい過去を宝物のように胸に抱いて、そこから離れられずにいる。
今、「人外」となってしまった自分は、その胸に秘めた宝に、ふさわしくないモノだ、とそんな風に感じているのではないだろうか。
シーヴァとの時間は、胸に秘めた過去の記憶以上に、塗り替えるほどの新たな大切な宝となった。

だから、シーヴァが成長すること(女になること)は、センセにとっては裏切りに等しかった。
だからシーヴァを手放し、またその変化を、「裏切りであり、すべての悪の根源である」と見るほかはなかった。

(物語の筋に添った、内容の考察ではなくて、象徴的に捉えた見方だ)

シーヴァを守ろうとすることは、変化を拒否すること。

しかし最後は、受け入れた。

彼の望む形ではなかったかもしれないし、内臓を引きずり出されるような思いでトラウマを、もう一度さらけ出し、孤独に苦しんでもがき苦しむ必要があった。

だが今は、過去も、シーヴァの変化も、すべてを受け入れて、彼女を待つことができる。

しかし、こういう芸術的な作品を、絵も文も映像もとひとりで生み出せる日本の手厚い漫画文化、すごくないか?



 
水野美波 (著)
中学2年の2学期。英二と直彦の学校に転校生がやってきた。それは、英二が小学校の時に仲良しだった泉。3人で過ごすうちに新たな関係が芽生え…。そして、時が経ち英二たちは高校生になり――。初めての感情があふれ出す、第1巻!


冒頭から、とりあえずひとつの恋が成就するまで、そこからふくらむ話のもっていきかたの流れが非常~~~にうまかった。

最初に直彦の心情から、泉(天然)との恋がうまくいくところからはじまってるから、あとで英二がどんなクズ行動を取っても、うわぁ…とはなるが、素直に応援できるし見守れる。

英二なあ……。
こいつ、そうとうタチが悪い男である気がするぞ!
女子三人不幸にしてるし!

泉もタチが悪いが、こういうタイプは直彦のようなタイプといったんしっかりくっつけば、地に足がつくタイプ。

天然女(泉)とクズ男(英二)

キリッとした瑞穂が、とても好きだったので報われて欲しいような気はしたけど、振り回されてしまうだろうな。
小春で良かったのかも。

似た者同士でくっつくのもそれはそれでありなんだろう。
別れそうだが。



その他、ひとことだけ言いたいという奴。

寄生獣リバーシ (全8巻)

いいからヒストリエはよ。

双亡亭壊すべし (全25巻)

サンデー読みながら追っていたので、完結御礼!
読ませる力がある漫画家だ。

半助喰物帖 (全6巻)

食べ物+タイムリープ系の中ではかなり好きな部類に入る。
マンネリではあったのあかもしれないけど、もっと続いても良かった。
信長や源氏だと、現代にやってこられてうっかり会ってしまってもちょっと困るから、この人ならいつでも大歓迎!!
そのちょんまげと月代はどうやって維持しているのか不思議に思いながらも、ほのぼのと読むことができた。













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萩本創八 (著) , 森田蓮次 (著)
新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。


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