料亭予定地

最近、完結御礼の漫画、「フルーツ宅配便」「bread&butter」「まいりました、先輩」「私の少年」

2021/11/21
漫画レビュー




最近、完結御礼の漫画、「フルーツ宅配便」「bread&butter」「まいりました、先輩」「私の少年」


(完結御礼とは、ちゃんと話を終わらせてくれてありがとうというわたしの気持ちのこと)

ちゃんと話を終わらせられるということを、すごく評価している。
(耳に痛い)
なんとなく流し見していたように思っていた漫画も、完結するとすごく感慨深い。


フルーツ宅配便~私がデリヘル嬢である理由~ (全14巻)
Bread&Butter (全10巻)
まいりました、先輩 (全10巻)
私の少年 (全9巻)

とりあえず4つ、感想が言えそうなところから、手当たり次第にピックアップしてみた。


 ≫ 漫画系レビュー記事


*ここからネタバレを含みます。






最初は「フルーツ宅配便」。全14巻で完結した。

 
現代社会で行き場のない貧困女子が流れ着く場所、デリバリー・ヘルス──────もし、離婚して養育費を受け取れなかったら…もし、親の介護で、今の仕事を辞めたら……誰もが陥るかもしれない人生の困難、誰の手も届かない絶望と孤独が、ここにある。

東京で勤めていた会社が倒産し、社宅も追い出され、仕方なく地方都市の故郷へ戻ってきた主人公・咲田真一(濱田岳)。昔よく通っていたラーメン屋で、強面で謎の多い男・ミスジ(松尾スズキ)と再会。ミスジは咲田に自分の仕事を手伝うように勧め…流されるままに引き受けてしまう咲田だが、その仕事とはミスジがオーナーを務めるデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長だった。ひょんなことからデリヘルの店長になってしまった咲田の運命は!?デリヘルに集まる女性たちの人生とは…(C)鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会


TVドラマになったのを知った時にはびっくりした。
(ドラマは見てはいないけど)

わりと連載初期から注目していた作品だった。
終完結するまで見届けるとは、結構感慨深いものがある。

デリヘルをする女性たちをまとめる立場から描く性産業。
終始淡々としているところがとても良かった。

彼ら、また彼女たちにとって、この仕事は日常の延長線であり、何ら異常なことではない。

もしかすると 遊女たちの生活だって 派手派手しいように見えてこんな感じだったかもしれないと思う。

(どちらかという遊女はと盛り上げて楽しく社交的なおしゃべりをするという、キャバ、ホステス、また芸者さんに形態は似ていると思うが)

それでもやはり、男も女もどこかで、「まとも」とされている生活のイメージの影を背負っているようだ。

光が強すぎると影が濃くなるように、という意味とはと少し違う。

逆に「まとも」とされているイメージの方が、彼らにとっては毒であり、異常であり、影なのではないかとさえ思った。

こっちこそ正常!普通、まとも!と開き直りきれない、後ろめたさをひきずっている。

そのジレンマがなぜか愛しいと感じる。
本当に「まとも」なんてどこにあるのだろう。

14巻か。
長かったなあ。



次は「Bread&Butter」。全10巻。

 
芦原妃名子 (著)
柚季は、ある事件をきっかけに教師を辞め婚活をはじめるがうまくいかない。自信をなくしかけた矢先、文具店の片隅でパンを焼く風変わりな洋一と出会う。少しずつ優しく分かり合っていく、大人の恋の行方は?


文句もいっぱい書いてます。
あれこれと心揺れる作品だった。

この結婚前提からいきなりはじまるやつ、むちゃくちゃアリだと思う!!!大好き!
絶対、お見合いシステムとか、一度か二度しか会ってないけど結婚って、割と日本には向いてると思うんだよね。
おためし期間だって設けていたらしいし。

でも、売れっ子漫画家だった後だし設定で一気に幻滅した。

ぶっきらぼうで大男な彼のキャラがこんなにもいいのに、なぜその設定を入れたよ。
百歩譲って漫画家でもいいさ。だが、売れっ子で金持ちにする必要はなかろう。
普通の漫画家でいい。なんで売れっ子なのよ。

文学処女もそうだけど、売れっ子設定は冷めるんだよ!
あー所詮金か、って、思っちゃうよ!
生活力は大事よね程度でいいんだよ!
無意味に胸の大きい女子を出すまんがを見たときと同じように思わないの?

結局胸か=結局金か。

もういいや、と思って読まなくなりそうだったのだけど、パンが美味しそうすぎ、元カレがすごすぎて、またちょっと戻った。
このパンはやばい。
特に、甘い系統のパンをどうしてこんなに美味しそうに描けるかな。素晴らしすぎる。

だからこそ!
なんで漫画の仕事に戻ったし!!

パン焼いてくれよー!!
彼の焼くパンがよかったんだよ~!(いや食べれないけど!)

元カレの次は元カノ。
元カレがダメすぎるのに、元カノはいい人すぎるし、女はみんないい子で男はみんなダメなのかよ~。(これは小声)

しかし、元カノの話は文句つけながらも良かった。
元カノが彼を忘れられないように、バツイチ子もちの婚約者も、昔の過去を背負ってる。
過去は過去で抱えていきながらも、二人で新しい時間を積み上げていきましょう。
そんなに若くないわたしたち
という距離感はすごく好きだ。
元カノさんお幸せに。

あーーーーー
ブレッド&サーカスに行きたいな。





 
馬瀬あずさ (著)
ある日、世里奈の机に書いてあったラブソングの歌詞のラクガキ。それを書いたのは1コ上の水川先輩。なんとか先輩に近づきたい世里奈だけど、めちゃめちゃ冷たいし、明らかに脈ゼロ…。でも先輩の不器用だけど優しいところをしって、思わず先輩に告白しちゃって…!? 毎日がドキドキ!! 先輩彼氏との憧れスクールラブ!


「素敵な彼氏」の桐山くん系のかっこいい先輩。
そこまでイケメンイケメン、きらっきらしてない所がすごおおおおく、よい。

だが、桐山君と同じく、悪いおとこのにおいはするね。
少女まんがだから、主人公に一途ってことになってるのだけどね。

鼻をほじりつつ(たとえです)
ふと思った。

ええ男はこうして、あとさき考えない直球暴走女子に取られて売れていくんやね。

そんなに若い頃から完璧な男や女なんているかい!



 
高野ひと深 (著)
この感情は、母性?それとも--。スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は、夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。それぞれが抱える孤独に触れた二人は、互いを必要なものと感じていく--。「このマンガがすごい!2017「<オトコ編>第2位! 年齢や立場の違いを超えた二人の交流を描く話題作!!


「私の少年 (全9巻)」、すさまじくセンシティブなお話で、ちょっと世界に入り込むのがためらわれるぐらいだった。

作者みずから、あとがきでおねショタとか言ってるんだけど、リアルすぎて。
生々しくなりすぎる。
読んでいていつものようにぐっと世界入るのではなく、ちょっと距離を置いて見てしまっていた。

少年が成長してから、よりいっそう距離を置きだした。(わたしが)

個人的には、「うさぎドロップ」もダメだったんだよな。

年の差自体は嫌いじゃないんよ。
フランスの大統領、すごい年上のおくさんじゃなかったっけ?
あとずいぶん昔だが、(これもフランス)教師が生徒と恋してたけど、叩かれまくっていた。
でも結局、結婚したってニュースもあった。
あの時はすごい!がんばれ!応援する!とおもったよ。

優しい物語なので、優しい所に落ち着いてくれてよかった。
ちょっと成長した少年がナイーブすぎて、壊れ物のようで重かった。
小さい頃は、子どもならではの無神経さがかえって良かったのだが。

その重さを美しさがカバーできるかというと、もうこれは彼女しか受け止めることは出来ないのだろう。
惹かれている理由、母性を隠さない所は良かった。
そういうのもありだろう。


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東京で勤めていた会社が倒産し、社宅も追い出され、仕方なく地方都市の故郷へ戻ってきた主人公・咲田真一(濱田岳)。昔よく通っていたラーメン屋で、強面で謎の多い男・ミスジ(松尾スズキ)と再会。ミスジは咲田に自分の仕事を手伝うように勧め…流されるままに引き受けてしまう咲田だが、その仕事とはミスジがオーナーを務めるデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長だった。(C)鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会


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