料亭予定地

「あしながおじさん」レビューの続き 4 ライバルとダンスパーティ

2021/11/16
読書






 ≫ 前回の記事 「あしながおじさん」レビューの続き 3 キャンプデート


随分長いこと、続きを書いてなかったが、実は忘れたわけではない。
本当に時間がなかった。

ずっと機会を狙っていて、小出しにしている宝物の「世界少年少女文学全集」

児童書ブログの方で、若干ウザいほど推しているのだが、そもそも児童書ブログを作ったのも、半分はこいつの価値を何とかして世にもう一度知らしめたいと思う心があってのことだった。

って、よく見たらこの「少年少女文学全集」。

あしながおじさんもあるんじゃ~ん!

あとで入手して、最初から持ってた巻じゃなかったから、知らなかった!

誰が訳をしているんだろうな~?(ワクワク)

か、か、川端康成…だ…。

((((;゚Д゚))))

えっいや、なんでそこ!?

共訳とはいってもだよ?川端氏、なぜあしながおじさんを選んだし!?

川端氏は性癖がほんとに特殊だと思ってたけど、ジュディとジャーヴィスの関係性も何かどこかに刺さったのかな!?

女子大生になりきりする川端氏!
新たな境地!!!
新たな一面を発見だよ!

(ちなみに一人称は「あたし」。訳そのものはさすがに読みやすい部類に入るが、恩地さんの訳の方が好みです……)


 ≫ 「あしながおじさん」レビューの記事

 
ジーン ウェブスター (著, イラスト), 恩地 三保子 (翻訳)
孤児ジェルーシャに、突然ふってわいたような幸福が訪れた。「あしながおじさん」が大学へ通わせてくれることになったのだ。彼女は、義務の報告の手紙を毎月送った。あしながおじさんとは?


 ≫ 読書系の記事


*ここからネタバレを含みます。





だが、ジャーヴィスは川端康成などに構っている暇はなかった。

大変なことが起きていたからだ。

ジュリアの家に行く前に創立記念のダンスパーティーがあった。
ここでジュディは、なんと!まさかの!

ジミーマクブライドを招待してる!

これは屈辱だね。
は?て思うよね。

だって夏休みも結局ジミーには会わなかったし、自分とあんなに楽しい時間をあんなに長く過ごしたのに。
愛が芽生えたと思ってたのになんで?なんで!?
どうしてそこでジミイを選ぶのー!?おかしくない?
こっちを誘えよおおおお!!!

みたいな。

めんどくさいジャービス「やっぱり年がいけないのか?10歳も年上なのが?姪っ子の友達だっていうのに問題ある?その大学生野郎の方が呼びやすかった?ぼくは年の差がありすぎて恥ずかしいっていうこと?美男子って言ったあれはうそ?」

これは相当ショックだわ。

しかも私とたった三回しか踊れないと言って膨れていました。


はぁ~。のろけかよ。ご馳走様でしたはいはい!
手紙を放り出し、ふて腐れてその日は早く寝てしまうが悶々として眠れないジャーヴィス。

注:妄想です。



悶々として眠れないジャーヴィス、もう一度起き上がって明かりをつけて手紙を開く。

それが、さらなる地獄のはじまりだった。

来年の春のプリンストン大学のダンスパーティーには招待されて、もう承諾してしまった。

あんまりな事後報告。

どうぞ反対なさらないでください。おじさま。


手紙の向こうのジュディ「ネッ?☆」

死ぬ。



ジャーヴィス・ペンデルトンの悲劇と受難は、まだこれだけではなかった。

この時の服は淡いピンクのクレープデシンで薄茶のレースとローズ色のサテンの飾りがついていた。(ジュリアのはクリームで……サリーのは…読み飛ばし)

当然、ジャーヴィスが贈ったものだよね。

さぞ似合ってただろうね!
顔知ってるから、似合うと思って贈ったんだもんね!

そしてジミイ・マックブライドがおくってくれた、真紅のバラを持ちました。


死ぬ。

とどめの一撃。

わたしが最近発見した秘密、おききになりたいかしら?そして、わたしがみえぼうなどとは思わないとお約束してくださいます?では、いいます。
わたしはなかなかきれいなんです。






やばいわ。
もう本当にジャーヴィス=あしながおじさんがかわいそう。

なんか涙出てくる。
嘘だけど。
笑ってるけど。

報われてほしい。
にぶちんジュディにだんだんイライラしてきた。

嘘だけど。
もっとやれって思ってるけど。



213P

12月20日、クリスマス直前のお手紙だ。

悶々としながら(多分)も、クリスマスプレゼントは丹精込めて選んで送ったジャーヴィス。

もしかすると色々考えすぎて360度回った結果、少し冷静になったのかもしれない。

そうだ自分は出資者に過ぎない。
ジュディが何を選んでも、それは彼女の選択なのだから。
とかね。

しかし贈り物はかなり度を越しているから、やっぱりどうかしているジャーヴィス。

毛皮、ネックレス、スカーフ、手袋、ハンカチ、本、小型のハンドバッグ。
さすがのジュディも「俗世の虚栄の花」なんて書いちゃうぐらい。
完璧に一揃いじゃん。

このプレゼント、私も欲しいよ。



でもちょっとしんみりするのは、孤児院でクリスマスツリーと日曜日ごとのアイスクリームをくれたのがジャービスだと見破ったところ。
「おくりもののなさりようでどなたかわかる」
これは本当にそうだったんじゃないだろうか。

ふたりの間に、出会う前からもっと長い絆があったことを思わせる。

やっとまともなターン。



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Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
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