料亭予定地

気を取り直して 「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」

2021/11/08
漫画レビュー




気を取り直して 「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」


前に>>うっすーい記事で触れたことがある、「ながたんと青と-いちかの料理帖-」

BookLiveで二巻無料になってる~!(2021年11月14日までとのこと)

電子書籍サイトのどこかが無料になっているときには、ほかのサイトも同時に無料になっていたりするから、デジタル書店の間でも、何らかの約束事があるのかと思っていたが、今回は違うようだ。

わたしは広告にだまされて(言い方、言い方!)読んでみてハマってしまった。

昨日あたりからもう、薔薇王はアレだわ、PTAのあれこれが入るわで、頭が爆発しそうな感じ。

ちょっと切り替えたくて、またしてもながたんと青を読み直してしまった。


 
磯谷友紀(著)
昭和26年、京都。歴史ある料亭の長女・いち日(34歳)。料亭「桑乃木」は経営破たん寸前で、資金を提供してもらうため、大阪の有力者の家の三男・周(19歳)を婿として迎えることに。年の差夫婦が織りなす、旨し麗し恋物語!


 ≫ 漫画系レビュー記事


*ここからネタバレを含みます。






EKissで連載しているのだが、亀のように二人の仲が進展しない。

じりじりするけど、この距離感がすごくもどかしいけど、ここがいちばん楽しいところなので引っ張りたいという気持ちはすごく理解できる。

何かこれ読んでると、なかなか進展しないから、サクサクと死んでしまった(ような気がする)、まさに太く短く生きた(ような気がする)バッキンガム、もっとじりじりさせてもらっても良かったのにな~…という気分になる。

遅々として進まないことに妙な安心感を感じて読んだ。



Ebookのページには、最近(?)タグがついているが、「#空気感がたまらない」というタグがついていて、いやほんとにそのとおり、となった。

お料理も美味しそうではあるのだが、何せ京都の料理人のお話なので、とても一般人に真似できそうなしろものではない。
何となく、典雅な京都の香りがするような気がして、ほわわわ~となるのみ。

(ちょっと無理すれば出来そうなのもあるのだが、無理しようという気になれない…)

やはりこのお話の醍醐味は年の差!

年の差大好き!
年の差好み!

…と、前の記事でも書いたきがするのだが、35歳の後家さんと19歳の大学生の結婚!

それも政略結婚っぽい、契約結婚っぽい、まあ普通なら結婚しない二人が結婚生活をいきなり始める、その導入がとても丁寧で、なさそうでありながらありそうで、とても好感がもてる。

そして、ぴりっと話を引き締めている、あちこちにちりばめられる
京都のイケズ

まるでワサビのよう。
これがまたクセになる。



わたしは海野つなみの作品では、逃げ恥よりも「後宮」の方が断然好きで、ずっと愛読しているのだが、これも京都のイケズがとてもいい感じに怖く上手く表現されていると思う。

この遠回しであるようでたまに直接的な、怖い裏のある嫌味の応酬の中で、はっきりと正直な物言いをする19才の周(年下結婚相手)が、清涼剤のようにすてきだ…!

何のかんののすったもんだの挙句に、結婚することになった35歳のいちと19才の大学生、あまね

周は兄の養子縁組が決まったからその代役。
いち日は、妹が直前で駆け落ちしてしまったのでその代役。

年齢、繰り上げと繰り下がりで、それでもいいと周が言うので結婚することになる。

いつも読んでいて思うのだが、いち日、そんなに卑下しなくてもいいのにな!
年齢年齢言わなくてもいいのにな。

…しかしだね、これは漫画でしかもいち日が見た目かわいいからだよ。

現実で考えてみな?
と自分で自分に言い聞かせた。



お互いに好きな人がいるというわけで、実質的にはまだ夫婦にはならないままの結婚生活を続ける。
(正確に言えば、最近?ついに…!となったわけだが)

また、出て来た「周が好きだった相手の女(兄の嫁)」がまじでタチが悪い!





最初に公告におすすめされた時はまだそういうことにはなっていなかったが、子供が出来る出来ないの問題から、二人は養子を迎えることになる──。

そもそもしてないので出来るはずがないし、恋愛にまだ発展してないのに、する(何を)前から、養子の話!

この展開は非常に気に入った。

まだ戦後まもない日本が舞台というのもあるが、この、周の兄に突然決まった養子縁組も、二人が迎える「養子」も、昔はめちゃくちゃよくあった話のようで、つまり不妊治療がない時代には、養子によって家やら、財産やら、老後やらを託すのはごく一般的な選択肢だったわけだ。

親戚の子をもらうことが多かったようだが、悲喜こもごも、思惑こもごもでそれは一筋縄ではいかなかっただろうけど、これは子のいない(が欲しい)人と、親を失った人とのマッチング、一つの解決方法だった。

不妊治療という選択肢が出てきてしまったが、今では減ってしまっているのだろうか。
まあ、養子縁組はあったとしてもなかなか難しい。

しかし、養子が普通、という空気感もそれはそれで、さまざまな理由で親を失った者たちにとっては良かったのではないかと思わなくもない。



歴史はおいといても、そんなこんなで、いち日は女料理長として料理をがんばり、周は料亭の経営の立て直しに奔走する。

悪役としての周の親兄弟がすばらしい。

悪役の面目躍如の性格の悪さ!
これは、褒めてる。

そして!今回の!EKissで!
ここまで引っ張って引っ張って引っ張って!

いち日遅いわ~~!

周が割と早めに、気持ちに気付いているのに対して、いち日が、胸がズキズキきたりしながらも、そっぽばかり向いているのでだんだん苛々しはじめていた。(わたしが)

でも、ここ、今が一番楽しいんだよな。
くっついちゃうとそれはそれで…なので。
楽しみに先を待つことにしよう。



…。
…。

…薔薇王…(つд;)。


 
海野つなみ(著)
今から七百余年前、時代に翻弄されながらも恋に自分に正直に奔放に生きた女性がいた。その人、二条(にじょう)。――幼くして母を亡くした二条は、四歳で御所に引き取られ、無邪気に育った。


 
海野つなみ(著)
森山みくり(25歳)、彼氏なし。院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、ただいま求職中。見かねた父親のはからいで、独身の会社員・津崎平匡(36歳)の家事代行として週1で働き始める。


新垣結衣主演!夫が雇用主で妻が従業員という契約結婚をする2人の圧倒的新感覚の社会派ラブコメディ!共演は星野源、大谷亮平、古田新太、石田ゆり子ほか。(C)TBS(C)海野つなみ/講談社




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大事な展開を迎える大人気連載、『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(磯谷友紀)が表紙で登場! また、連載200回を機に最終回となる『神は細部に宿るのよ』がカラーつきで登場。どんなラストを迎えるのか・・・注目です。


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