料亭予定地

この世界の片隅に 2

2017/01/31
映画レビュー




この世界の片隅に 2


(2017年 01月 31日の再録です)

原作も電子版でサクッと購入したがとても良かった。

しかしやはり、リンさん設定は映画ではない方がすっきりして良かった。
これは変わらない。

漫画は漫画であれでいい。
映画は映画。



 
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。



 ≫ 映画の感想記事


*ここからネタバレを含みます。






レビューや感想をあれこれ見てた限りの、私の原作に対する誤認など

・口紅はリンのをもらってリンのをつけてるのかと思っていたが違った。
 (リンのをつけてるのはいやだなと思っていた)

・哲が戻ってこれたのは青葉だからだったんだね。
 哲のために千人針を縫ってたらしき描写あり、昔の時代の奥ゆかしさがいじらしくかわいかった。

・代用品にそれほどこだわってる様子なかった。
 代用品?(怒)て思ってたけど、肝心のすずが案外さらっと流してた上、日々の周作がすずといてすっごく幸せそうな顔をしているのですずもなしくずしで流されてる。
 (このあたりリアルだ…)

・哲との一夜の時にちらっとりんどう柄の茶碗が映るので、嫉妬が周作に対する気持ちを確認させ愛を深めた感があった。
 この茶碗がこんなに気になるのは、この哲の所に追いやった所業がこれほどショックなのは、いつの間にか深く彼を愛していたからだと自覚したから、みたいな?
 (でも映画ではない方が(略←しつこい))

・哲の所に行かせる前に、夜の営みの時にリンのことを考えて微妙な顔してるすずのことを、周作も、好きな人がいて忘れられないでいるのかな?それがこいつかな?と誤解したっぽいところもあった。

・鷺を追いかけたきっかけ?っぽいのは哲がくれた羽かなと思う。
 自覚しないまま、でも、あの時思い出せなかった鷺を見て思わず追いかけたという感じだった。
 故郷ではよく目にしていただろうし。飛び去って行く何も知らなかった何も起きていなかった過去の幸せな日々、あの頃に戻りたい→広島に帰る発言につながる。
 (そして原爆で破壊される皮肉と、残る決断が命を救われる皮肉)

・原作では溝の中で周作が彼女をかばっていた時、すずは抱きしめ返すことができない不幸、映画では抱き返してた幸福、という感想があって、へーそうだったんだ、と思ったのだが、原作でもしっかりすずも抱き返しているうえに、こうしてこの人を手放せない、ときちんと書いてあった。
 原作レビューにだまされ、忌避してた感あるので、読んで良かったと思う。

・どこの裏設定なのか知らないが、リンとの結婚を反対されて周作が苦し紛れにすずの名前を口にしたみたいなエピソードがあってたいへん気分を悪くしたのだが、そんなはっきりした描写はどこにもなかった。
 よほど深読みするか、原作者がどこかで語らない限り、ない設定なので、私の中でもなかったことにする。

・リンさんにかなわん台詞は、好きあった哲とさえできない自分なのに、リンはこうして遊郭に売られ毎日体を売っている。
 その凄惨さの意味にほんのわずかだけ触れて知った。
 なのにあんな風に笑っているリン、生きているリン、その生き方や覚悟にかなわんと言っているように受け取ったが。
 周作の愛情について言っているのではなくて、漠然とではあるが、彼女の方が自分よりもすごい人間だと感じているっぽかったがいかがでしょうか。





教育的理由で上の子(なご助)を連れて行ったのだが、この年齢の男子にもれずミリオタチックな所があるし、テンポのいい話じゃないと好きじゃないので寝るかな~と思っていたのだが、釘づけだった。

そして、終わってからの第一声
「君の名はより良かった」

そこ比べるんだ。

でも君は今青春まっさかりなんじゃないのかね?
趣味しぶいね!

それとも本当に映画としてのレベルがこっちの方が良かったのか。
やはり君の名はも見ねばなるまい。見なけりゃ何も語れない。

遊郭の説明に苦慮。
(今にして思えば、鬼滅の刃の遊郭編の説明に困る親のようだ)

「あ…あ…あれは、遊郭と言って、ドラマのデートで依子さんが言っていた【金銭と引き換えに性的サービスを受けるビジネス】、あれの昔バージョンのことです」
と平静を装って説明。
ありがとう古沢良太!

意味がわかったのかどうかは不明。
聞く勇気もない。

帰ってから下の子(妹子)が
「あの家事代行みたいなことやってる子の映画でしょ!?私も行きたかった!」

も、もうちょっと大人になってからね...。
しかし家事代行がツボにはまって大笑いをした。























































 ≫ 映画の感想記事

 
こうの史代(著)
主人公・すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。だが、昭和18年から描かれる一日一日を確かに健気に生きていく。戦中の広島県の軍都「呉」を舞台にした戦中を生きる小さな家族の物語。


 ≫ 料亭予定地 このブログのご紹介と記事マップ

Amazonプライムのたな【広告】
オンネリとアンネリのおうち麦秋スローなブギにしてくれ



 Twitter(≫ @mwagtail30
 ≫ HP「オニグルミの森」
 ≫ note
 ≫ 児童書おすすめブログ
 ≫ なろうのマイページ

にほんブログ村 その他日記ブログへ

にほんブログ村 その他日記ブログ 雑感へ




スポンサーサイト



Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
へっぽこ自家発電物書き。アニメ漫画書籍全般雑食です。クセ強め。
富野信者。イクニ。古典。児童書。
自分のことは盛大に棚に上げてレビューを書いたりします。

HP(料亭跡地)note(書籍レビュー中心)
Twitter @mwagtail30
映画レビュー