料亭予定地

私のデジタル本棚 稚野鳥子特集「天国の花」

2019/07/04
漫画レビュー



稚野鳥子と言えば平成少女漫画の輝く星。(ほんまやで)
この人の作品が出はじめた頃、働く女性がヒロインであることがやっと普通になりはじめた気がする。

ドラマにもなった「クローバー
クローバー

作者: 稚野鳥子
出版社: 集英社
レーベル: Cookie

中学時代に好きだった男の子が忘れられないOL・沙耶。上司の柘植さんからは叱られてばかりの毎日が続いているが、そんなある日、その柘植さんから交際の申し込みが…。驚く沙耶に新しい恋の予感が――。



これはな~リアルで読んでいると、つげさんはかっこよかったんだぞ~!
今ある上司ものよりずっとよい。
新鮮だったんだよねあの頃。
今は上司ものが山のようにあふれかえり、濃さが薄まっている。


東京アリス

作者: 稚野鳥子
出版社: 講談社
レーベル: Kiss

恋よりもお買い物に夢中!ほしい物はたくさんあるのに探し物はまだ見つからない――。“お買い物命”のOL有栖川(ありすがわ)ふうは、クールな上司が気になりつつも、目の前の戦利品に夢中。ふうへの秘めた想いを抱く理央(りお)、ダメ男とばかり付き合うみずほ、東大出と見合いを繰り返す円城寺(えんじょうじ)……。友人たちも幸福を探して迷子になったまま。4人のアリスたちがさまようラブ&ショッピング・ライフ!!



買い物依存性とは、私のなかで賭け事・パチンコと同列にある病気なので個人的に非常に違和感があった。

それなのに読ませてしまうところはすごい。
そしてなかなかにやっぱり、稚野鳥子はドえす男子のさじ加減が実にうまい!!

加えてたぶん地方女子の憧れるキラキラした東京は実にうまく描かれている。
雑誌に出てくる読モの世界。

東京の真の魅力は違う!と言いたい所もあるが、この漫画に限ってはどっぷりつかって楽しんだ方がいい。
恋愛模様の機微は繊細でロマンチックだから、このオシャレな背景あってそっちを愛でるのが正しい。

平成の少女マンガはNANAじゃなくて稚野鳥子!
と主張したい。

(nanaは好みに合わなくて1巻で挫折)
ハチクロも入れないといかんか。
...ってそんなぞんざいに書ける作家ではなーい!
これは別枠で記事書きます。





でも私は稚野鳥子と言えば…
天国の花」だ~~!!!

天国の花

作者: 稚野鳥子
出版社: 集英社
レーベル: マーガレットコミックスDIGITAL

倉橋流布は、美大志望の予備校生。同じ予備校の本科・瑞野秋の描く絵に憧れているが、秋と出会った頃から、すべてがこじれていく…。幼さ残る少年と少女の一途な想いが複雑に絡み合いながらも成長してゆくラブ・ストーリー。



今風に言うなら、両親の再婚によって血のつながらない義兄が出来ましたな感じの少女マンガ王道展開なのだが、そこは作者さんの腕の見せ所よ。
これがまた良かったんだなあ。

花を抱いて歩いている美少年に一目ぼれするものの、実際に会ってみればこれがまた、尖った感じの不良少年。
ケンカはするわ言い方キツいわ。
なのに彼が描く絵は繊細かつ天才という…。

いや~うまい!!!
ドえすの星!!

流布は普通ならイライラする感じの天然おどおどしたドえむ女子なのだが、可愛らしかった。
けどいちずな恋心がついに秋の心も動かす…。
そこに到るまでにたくさんたくさんドエスな攻撃を受けていちいちダメージを受ける流布を見るのが…。

最後はもはやこちらも快感になっていき…。
あれ…?

後半に行くと記憶喪失までからめて、少女漫画の面目躍如!!
ミーハー結構、大歓迎!!

古典だってミーハーなんだ。
基本は強いぜ。

敵役の秋のおねえちゃんがこれまたなかなかだった。
流布の父の婚約者なのに、弟の秋に愛されているという。
すばらしい設定なのに、最後にいくにしたがって秋に執着し憎ったらしくなってしまったのはちょっと残念。

あくまでちょっと。
悪女っぽいのは文句なかった!!

電子書籍化されてるのを知ったとたんに即座に買ったもん!!
よい作品!!!



>>細々やってるHP
http://cappella.mitsu-hide.com/
>>なろうのマイページ
https://mypage.syosetu.com/932660/
>>note
https://note.mu/amamiyou
>>最近稼働させはじめたTwitter
@mwagtail30

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ


スポンサーサイト