料亭予定地

月刊プリンセス(2021年11月号) まさか…。

2021/10/07
漫画レビュー




月刊プリンセス(2021年11月号) まさか…。


ああー…。

そう来たか~~~…。
_(:3 」∠ )_

静かな感動を呼ぶ回でしたけど、まさかリチャードまでが…。
そこまでは思わなかった。





 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
互いに描く未来の差に愕然とするバッキンガムは、ティレルにリチャード殺害を命じる。バッキンガムはスタンリーたちの協力を得ようと画策。だが、スタンリー側から信用の代わりに二人の王子を殺すように命じられ……!?


 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想


*ここからネタバレを含みます。






しかし、これはアレだな。
シェイクスピアの方では、自分でぶち殺していった中、薔薇王的に好感度高い人は、病気オチで殺していくタイプ。

アン、子エド、リチャードと、みんな結核か。
う~~~む。

エリザベスとか、殺しても死にそうにないからな…。
めっちゃ丈夫そう…。



アン可愛かったから本当に好きだった。
8巻の表紙とか…。
本当に美しくて大好き。



薄幸のまま終わってしまったな。

深い所にまでは踏み込まなかったけど、最初から最後まで、リチャードに寄り添っていたんだということが、リチャードにもわかってもらえてよかった。

見方によっては、ママが言うのと同じ
「私の闇まで愛してはくれなかった」
ではあるかなと思うのだけど、深く踏み込まず、ただそっと寄り添ってるだけでいいという関係性も、ありありのアリだと思う。

まさかの、
リチャード
喀血!

のシーンだけど、ここでいう
 愛=バッキンガム
 安らぎ=アン+子エド
なんだろうなと思う。

しかし…。

喀血!

死にフラグを喀血の血で出してくるとは…。

ストレスだストレス!
(結核で検索したら、理由の二番目ぐらいに「ストレス」って出てきた)

前も検索したことがあるけど、喀血するレベルはもうそうとう末期、苦しくて動けるはずがない、て書いてあった。
あんなに叫んだら肺が敗れる。



ケイツビーが悲痛な顔してる。
こいつは気付いたな!

久しぶりに登場のジャンヌ。
と同時にご登場の毒親お母様。

今回はリチャードはたった一人で立ち向かったわけだが、色々なことが明かされた。

・呪いの声は、母ひとりによるものだったこと
・リチャードは母の不義による子で、父リチャード・プランタジネットの子ではないこと

これ話してる時に、みなさんは太鼓の音で聞こえないのに、ばっちり聞こえているっぽいケイツビー。
すごい聴力だな!
全身耳にして聞いてるんだろうね。

こんな時にも、その聴力であのバッキンとリチャードが入ってた天蓋の外にいたなら、細かい所まで全部聞こえちゃってたよね!とか思ってしまった自分。

リチャードは母にすがろうとした手を降ろしてしまったけど、この時、最後に伸ばされていて降ろしたのは、毒親お母様の手だったように見えるな。

まぼろしのお母さまにすがるリチャードのコマが美し過ぎて悲しい。





これで、何もかも失ったリチャード、最後の呪いも手放してしまったわけだけど。

結局、生きるってことは欲望の中にあるんだなと思った。
悩んだり苦しんだり、戦ったり憎んだりしてるのが生きているという状態なんだなと。

それらがあまりにも苦しいとき、一つ一つ手放していくと行きつく先は死の平安なんだな。

歌舞伎や浄瑠璃でいう、「心中の道行」が究極の愛の成就の姿と言われているのを話していたとき

「この世で結ばれることが無理な恋愛だから心中するんで、女房と心中しないといけない意味がわからない」
「結婚や妻という存在は、究極の愛にはなりえない」

と言い放った既婚者がいてムカついたんだけど、まあその人の価値観はどうでもいいけど、
「あの道行の途中で、歌いながら、二人で手をつないで、ゆっくりゆっくり死に向かって歩いている姿こそ人生そのものを示しているんじゃないか」
と思ったことがある。

そういう意味では、結婚して愛し合ってる夫婦が過ごしている日常も、あの手をつないで歩いている死出の道でもあると考えることもできるわけで、要は

ばーかばーか無神経男!死ね死ね!
と言いたいのだが、まあこのオッサンのことはここで晒して成仏させてしまいたい。

話を戻すと、リチャードはもう、すべてを手放してしまった今、死ぬことを恩情と言って、願ってすらいるような感じなので、もう生きていることに意味を見いだせてないのかなあと思った。



おそらく、ここからティレル伏線回収に向かうと思われるのだけど、どうなるのかなあ。
このリチャードの死にフラグを見る限り、ティレルがリチャードにとどめをさしてあげて、殺して終わりなのかなー、と思うのだけど。

子供はもうなかったことになってしまったんだね。
バッキンガムはジェーンに何を頼んだのかな?
そのあたりの伏線も回収されるのだろうか。

ひたすら終局に向かっていて悲しいよ。


 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想

 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
エドワード王が倒れ、混乱する王宮。“未来”を考えなくてはならない事態に皆は……!? そして、執拗に狙われるリチャードの身体の秘密は、ついに暴かれてしまうのか!? 裏切りと契りの果てに覚醒したリチャードの進撃が始まろうとしていた…。


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Ama Mew(天海悠)
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