料亭予定地

三銃士のバッキンガム公爵

2021/10/07
読書




三銃士のバッキンガム公爵


(2018年 08月 17日の再録です)


バッキンガムで検索すると必ずと言っていいほど出てくる、三銃士のバッキンガム公爵

リチャード三世を読むよりも、薔薇王の葬列を読むよりもずっとずっと前から、バッキンガム公は三銃士の中では一番のお気に入りキャラだった。

小学生の時に読んだ三銃士がこれ☟

 
A・デュマ (著), F・E・ツィエール (イラスト), 朝倉 剛 (翻訳)
銃士隊を志願してパリにのぼったダルタニャンは、パリきっての名剣士3人と決闘を約束するが……。若い主人公が17世紀初頭のフランスを舞台に、恋に剣に大活躍する長編物語。



 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想



*ここからネタバレを含みます。




はてなブログでやっている、児童書紹介ブログでも言及したことがある。
 >>≫ 今日の一冊「三銃士」 福音館古典童話シリーズの不適切な紹介 ー児童書ブログ

何せ、こちらはメインで紹介しているのが児童書なので、ふわ~っとしか書いてないけど、本当にすごかった。

読みなおすと、改めて
スゲーな…。
と思ってしまうので、本当にすごかった。

ダルタニャンは、ミレディに近付くために、まずはメイドを口説いて落としにかかる。
膝に乗せていちゃいちゃするのだが…メイドも抵抗しましてね、これが。
(児童書ブログの方では引用しました)

いけないことをしている感満載で、しかも目当てはミレディなので、首尾よくいった後はほったらかし。
召使は嫉妬して泣いたりとかね。

しかもダルタニャンの野郎、結局は人妻コンスタンスとちゃっかり熱烈恋愛。

コンスタンスさんよぉ、純情で心の美しいステキな女性♡みたいな描かれ方してるけど、人妻ですからね。

コンスタンスが殺されたのは結局、ミレディの嫉妬が原因だし。
ちゃんと訳しているこの本、今思えばこんなもん、よく児童書の棚に置いてたなあと思う。

そんなわけで、人妻、メイド、悪女と手当たり次第に女に手を出してるダルタニャン、あまりいいイメージがなかった。

コンスタンスの死に悲痛な涙を流していても、冷静な目で、
は?お前のせいだし
と思っていた。

そんな中でダルタニャンには手の届かない高貴な美しい貴婦人である王妃。
その恋人が、バッキンガム公爵!

これがまた、なんだかとてもかっこ良かった。
(なぜか仲間の三銃士たちに興味が行かない私)

感情的にすぎるきらいのあるフランスっぽくない、イギリス紳士でスマートな公爵。
優しいし貴公子だし威厳あるし、落ち着いてて大人の男の魅力。

ワーワーぴょんぴょん騒がしい若造のダルタニャンとは違う。
身分良し家柄良しの余裕があった。





しかもフランス王妃とイギリスの公爵の恋ってそれ、めっちゃ敵同士だし、既婚だし、あらゆる方面から許されぬ愛…萌え!!
というわけで、三銃士の中ではバッキンガム公爵が筆頭のお気に入りキャラだった。

ミレディの迫真の演技にやられた兵士に殺されて悲しかった。

このミレディのセクハラ冤罪の作り話がまた妙にリアルでエロエロしい。

監禁・睡眠薬etcでお話を盛り上げ、生々しくエッチで聞いてる青年が唾をのみ込みながらどんどん引き込まれていく。

まあその後アンヌドートリッシュは愛人を変えるけど(マザラン)、その頃はそんなことは知らないので、バッキンガム公爵の名前は深く私の心に刻まれた!

リチャード三世のバッキンガム公とは、血の繋がりはないようだが、「バッキンガム」て名前はドラマチックだ。

・敵国の王妃と道ならぬ恋をする、イギリス紳士なスーパー貴公子バッキンガム(三銃士)
・ちょっとコミカル、ヨイショに一生懸命な尽くし系可愛いバッキンガム(リチャード三世)
・加えてこんなウルトライケメン、眼鏡で策士な俺様攻めバッキンガム(薔薇王の葬列)


美味な多面体バッキンガム公はどれだけ私を萌えさせれば気がすむのか…。

鉄仮面編を実はまだ読んでないのだが、暗殺されたバッキンガム公爵の息子のバッキンガムが出るらしいので読もうかどうしようか迷ってる。

バッキンガム萌えが違う方向に迷い出してる気がしないでもない。



 
A・デュマ (著), F・E・ツィエール (イラスト), 朝倉 剛 (翻訳)
銃士隊を志願してパリにのぼったダルタニャンは、パリきっての名剣士3人と決闘を約束するが……。若い主人公が17世紀初頭のフランスを舞台に、恋に剣に大活躍する長編物語。

 
A・デュマ (著), F・E・ツィエール (イラスト), 朝倉 剛 (翻訳)
宰相リシュリューの陰謀と復讐に燃える悪女ミレディーの魔手――ダルタニャンと3人の剣士の熱誠と友情が、彼らを勝利へと導くでしょうか。当時の精緻な木版画を復刻しておとどけします。

 
アレクサンドル・デュマ (著), 竹村 猛 (翻訳)
時は17世紀、ルイ13世の治世。青年騎士ダルタニャンは希望に燃えて華の都パリにやってきた。都会のしきたりに慣れないダルタニャンは、三銃士から次々と決闘を申し込まれるが――。




最近、これだけリチャードリチャード言ってるんだから、シェイクスピアのリチャードもちゃんとリンク置いておこう、と思うようになった。
 
ウィリアム シェイクスピア (著), 金子 國義 (イラスト), William Shakespeare (原著), 河合 祥一郎 (翻訳)
醜悪な容姿と不自由な身体をもつリチャード。兄王の病死をきっかけに王位を奪い、すべての人間を嘲笑し返そうと屈折した野心を燃やす男の壮絶な人生を描く、シェイクスピア初期の傑作。


もう完結したけど、人気の「ゲーム・オブ・スローンズ」も、作者がシェイクスピアの薔薇戦争が大好きで、モデルにしたらしいですよ。
(前も書いたような気がするけど…)
ファンタジーの世界で、貴族が権力を巡り争いあう。そこへ長い冬と古の邪悪な勢力が忍び寄る ...HBOでは、ジョージ R.R. マーティンのベストセラーシリーズ、“氷と炎の歌” をベースにした叙事詩ドラマシリーズのシーズン1をお送りします。(R)2017 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO(R) and related service marks are the property of Home Box Office, Inc.





 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想

 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
エドワード王が倒れ、混乱する王宮。“未来”を考えなくてはならない事態に皆は……!? そして、執拗に狙われるリチャードの身体の秘密は、ついに暴かれてしまうのか!? 裏切りと契りの果てに覚醒したリチャードの進撃が始まろうとしていた…。


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Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
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