料亭予定地

響見てきた!

2018/09/16
映画レビュー




響見てきた!


(これは2018年9月16日エキサイトブログの再録です)

先週はあまりにも色々な事が(社会的に)一杯起きてもう頭がパンク状態。
台風被害に続いて北海道の地震と、今年は天変地異レベル。

それに加えて、まさか日本人が全米オープンで優勝するとは…しかもまさかの女子選手!
どんな贔屓目に見ても、あのウィリアムズ姉妹やシャラポワ、かつてはグラフやナブラチロワのようなあのパワフルスーパーウーマンたちのレベルに、ほんの少しでも肉薄できる可能性のある日本人が出るとは思わなかった。想像もしてなかった。

規格外の選手だった。大阪なおみすごい。名前もすごい。
なんかすべてにおいて可愛いし。落ち着いてるし。シャイな感じだし。好感しかない。
他の諸々はもうどうでもいい。ただただ、可愛い。

 
出版不況の文学界に突如現れた天才少女、『響』。15歳の彼女の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文学の世界に革命を起こす力を持っていた。文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみとの出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びることとなる。しかし、響は、普通じゃない。(C)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (C)柳本光晴/小学館


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*ここからネタバレを含みます。




下の子が絶対にてちの映画を見に行く!と言っているのだが、もうこっちは恐怖しかない。
すごい棒読みだったらどうしよう…大コケして叩かれてたらかわいそう
漫画は残念ながら、わたしはAmazonのレビュー★1と同意見。
キテレツな暴力が嫌だというわけじゃない。そこはいい。それは擁護したい。
既存の社会通念から逸脱してる天才はむしろ大好物。たとえばボビーフィッシャーとか。

小説がどんなに天才だって持ち上げられても、それ読めるわけじゃないから何が天才なのかわからない
何を妄想して作り上げた天才作家なのかよ…て思う、よくわかる。

こんな微妙すぎる題材じゃない何か…てちを使うなら、もういいから早く花のあすか組を誰か撮れよー!!と思う。

というわけで怖いもの見たさと、早くこのもやもやを終わらせたいので朝いちで下の子連れて見に行った。



予想外に良かったじゃないか!!!さすが平手!びっくり。
この内容でこの題材をよくぞここまで…つーか普通に面白かった。

二回目は行かないかもしれないが、いやいや、ここまでまとめられたら御の字。

良作ではない。
正直な話、やっぱり平手は棒読み。北川景子は最初から演技上手くないし、アヤカ・ウィルソンも特にすごくいいわけじゃない。男の子たちは添え物。淡々としすぎている。ロリータ衣装はもう少しいいのがあったと思う。盛り上がりに欠ける。

だけどそれでも良かった!

まずとにかく、映画はちゃんと普通に本を読んでいる人が作った感じ。

例えば響の部屋にツバメのマークが貼ってるのだが、あれアーサーランサムかな?と思わせるような。(違うかもしれんけど)
棚もはっきりとは映らないのだが、「本好きが見るいけてる棚」っぽかった。

本屋の描写に山崎ナオコーラとか、山田詠美がふっと映って、おお、と思うような。響が読んでるのはカミュの異邦人だし。
微妙な人の名前はかすらなかった。そこはわかってる人が作ったっぽかった。



そして途中からはもう、響じゃなくて平手友梨奈だった。

フラッシュの中の15歳とか、才能を自覚していない高校生のとまどいとか、完全に一致。
飛び蹴りする所ではもう、ガラスを割れのTVを蹴倒す平手とシンクロして、マスコミも無責任なネット外野もうるせー!!的な

小説がすごい響と、パフォーマンスがすごい平手が一体化していた。

そういう意味ではアイドル映画で、削ってもよさそうな箇所も多々あるし、もったいない使い方の小栗旬の、人生を、命をかけてまで書く意味とは~、みたいな所まで掘り下げられればもっとよかったのかもしれないが、まあ原作がアレなのでここまでまとめあげたのは最早天晴れ。





映画の響で、下の子(妹子)はよく笑ってたいそう喜んだのだが、ラストシーンはわからなかったらしい。
映画館でまだ終わってないのに
「え?どうして?なんで警察なの?だめなの?線路に入っちゃだめなの?」とか興奮して、静かにしろとなだめるのに大変だった。
だめに決まってるだろ!線路に入っちゃダメです。

あの後、ボソボソテンションでお金の心配をしている響はギャグでは?
ツボにはまってめっちゃ大笑いしたのだが…。

相当、早い時間に見に行ったので、ガラガラだろうなと思ったがかなり人が入っていてほっとした。
特に、もう宣伝も終わろうかという頃になって、中学生ぐらいの男子5人がぞろぞろと入ってきたのにびっくり。
欅ファンなのかな。

妹子がしきりと響について聞くので、わかるわけないと思いつつも、テキトーに答えてみた。

「てちはどうして線路に入ったの?変わりに死んであげようとしたの?止めてたんじゃないの?」
「あれは多分ね、てちの名前がね、あくいひびきでしょ。『悪意が響く』んだよ。だからそういう名前を付けたんじゃないの」
「あくい?だから?」
「そう、響がやったの全部、もともと言葉の暴力をして人を傷つけてた人にでしょ。悪意が自分に返ってくるの。響がしてるのはそういうことなんだよ。死のうとしてた人もそう。死のうとしたっていうことそのものを、響はやってみせたんだよ。あなたがやろうとしたことはこういう事ですよって。あのてちがやった役の女の子は、現実に生きてる人っていうのとは、ちょっと違うんだよ。お話の中で、人の悪意を映して見せる鏡のようなものなの。小説云々のお話じゃなかったんだね。だからかえって良かった。面白かったね」

テキトーな事を言ってると黙ってしまうので、うまく黙らせることが出来た。

すまん。
ばあちゃんの思いがけないトラブルも起きてて、かみ砕いてわかりやすく言ったりしてる暇はないのだ。




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(ビッグコミックス) 柳本 光晴(著)
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・


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Ama Mew(天海悠)
Admin: Ama Mew(天海悠)
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