料亭予定地

薔薇王の葬列 月刊プリンセス(2021年8月号) ネタバレ感想

2021/07/12
漫画レビュー




薔薇王の葬列 月刊プリンセス(2021年6月号) ネタバレ感想

今月のプリンセスは、色々としみじみと感慨深い回だったけれど
感想自体は短いです。

 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
互いに描く未来の差に愕然とするバッキンガムは、ティレルにリチャード殺害を命じる。バッキンガムはスタンリーたちの協力を得ようと画策。だが、スタンリー側から信用の代わりに二人の王子を殺すように命じられ……!?


 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想


*ここからネタバレを含みます。




子エドと別れたか~~~。
そうかあ。

やっぱり、リッチモンドはリッチモンドなのかあ。
だったらリッチモンド君に改心してもらわないと。このままではエリザベスちゃんと結婚できません!
お嫁にやれません!

だがしかし。
プリンセスを開いたとき出てきた、馬に乗ってるリッチモンドは不覚にもかっこよかった。

バッキンガムとの戦のあと、抜け殻のようになってしまった
と、臣下たちにまで思われているリチャード。

そしていちいち見せつけてくれる指輪。

ここで衝撃発現だ!
薬…?

薬飲んだのかな!?
そうか、飲んだのかあ。

でも、あの薬は本当に堕胎薬なのかな?
死ぬ前に、バッキンガムが何か企んでる感じだったから、ジェーンに頼んだりしたかもしれない。

でも、小エド=リッチモンド説も、予想がはずれたので、かなり弱気になっている。
やはり原作既定路線なのかなあ。
それがいちばん恐ろしいんですけど!

バッキンガムとの強烈なお別れから、ヘンリーティレルくんも、とんと姿を見かけなくなってしまった。

一緒に死んだのかと疑うレベル。
しかも、リチャード本人にとっても、殺したはずなのに生きてた!?もしかして、手を下してはいなかった!?
という衝撃展開なのに、そのことに気づいてもあれからここまで、ヘンリーのことを一片の記憶も思い出しもしないリチャードさん。
バッキンガムのことであたまがいっぱい。

さらに、今生きている人たちの中で一番愛してるのは子エドという。

ヘンリーがどうしたいのか結局よくわからないが、このままだと
リチャードにとってヘンリーはもう自分とは関係ない人・過去の人、という扱いなのか。

いやいや、あれほどの逸材だぞ!?

ここで、子エドを手放したので、これはやっぱり、何もかもなくなって王冠もなくなり、すべてを失った状態のリチャードは、最後にもう一度ヘンリーと対峙して、最後の答えを出さねばならないんだろうな。

ヘンリーとリチャードは、白薔薇赤薔薇の象徴だ!



リチャードは、母親、父親死去、白ヘンリーにフラれと、これでもかというほど運命に殴られ続けてきた。
埋められることが可能なのかどうかわからないほどの傷を経て、バッキンガムと♡になったわけだけども、
バッキンガムは失ったは失ったのだが、ここにきてリチャードは精神的に少しずつ強くなっている。

久しぶりに出てきた、リチャードの心の闇を体現するジャンヌも、もう恐怖したり払ったりする必要もないようだ。

子エドに「愛している」と伝えることができたし、自分の王冠維持のためじゃなくて、子エド、アンという、疑似ではあるけど家族のためと、はっきり自覚もできてる。

子エドは赤エドじゃないけども、これだけ顔が似てる(というか同じだ)息子に対して、間接的にでも
愛している
と言ってもらえて赤エド、ほんとうによかったね。
…と、万感こみあげる思いだった。



ここにきて、アンがついにリチャードのことを好きだったことを自分から言った!
もうこれはなかったことになっていたのかと思ったよ。

しかし、アンについに身体の秘密を打ち明けて、とか、そういう展開にはならないんだね。
結局アンは、バッキンガムとのことはふんわりと女のカンで雰囲気を嗅ぎつけただけだったのか。

それでもこの「アンの告白」&「子エドに愛してると言えた」というのは、リチャードにとって非常に大きい。

自分のこと好きでいてくれた人の存在を知って、ひとりじゃなかったと感じることができたんだよね。





しかし、うまくは言えないのだが
好きでいてくれる人がいる、というだけでは埋められないのが人の心の不思議な心の穴だ。

この人なら、という所から始まって
その人でなければならない、という人がいる。

さらにこの人だと思っていても、
時間の流れの中で違う方向へ行ってしまったり
そうでなかったと思うようになったり
そうじゃないと思っていた人がそうなったり
じつに流動的でとらえがたい。

だから面白いし幾千の物語が出来るわけでもあるのだが!

リチャードも、ここでアンの告白(っぽいもの)を聞いて、
そうなんだ、アンは自分のこと好きでいてくれたんだね
というのを受け入れる余裕が出来た(たぶん)のは
やはりバッキンガムとの恋愛と喪失を経てだからだろう。

そんでもってここにきて、
「茨」というのが、「愛されたいという自分自身の望み」だった
ということに、アンの言葉で気が付いたという感じかな。

何か泣いたり乱れたりしてるアンがすごく色っぽかった。
アンはずっと最初から可愛かったので、死が近付いていて悲しい。

もうどんどん、どんどんお話も終盤に入って、しかも
死は絶望ではない
てきな方向に向かってるような気がしてる。



 ≫ 菅野文「薔薇王の葬列」の感想

 
(プリンセス・コミックス) 菅野文(著)
中世イングランド。白薔薇のヨークと赤薔薇のランカスターの両家が王位争奪を繰り返す薔薇戦争時代…。ヨーク家の三男・リチャードにはある秘密があった。それは、男女両方の性を持つということ。己を呪うリチャードは残酷な運命に導かれ、悪にも手を染めていくが……!? シェイクスピアの史劇「リチャード三世」を原案に描かれる禁断のダーク・ファンタジー!!


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