料亭予定地

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(洋書) その1

2021/06/21
読書




ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(洋書) その1




ずっと、この記事をどうにかしたいなと思っていた。
洋書の読書記録。
ブログをはじめた一番最初の記事なので、私の中で大事なものだった。

まず、ウォーターシップダウンとは何か。

リチャード・アダムズの名作「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」という...
まあ、題名からしてわかるが、うさぎが主人公の小説だ。

一応、児童文学ということにはなっているが、間違いなく全世代に刺さる名作だ。



個体が増えすぎたある村の中で、若いうさぎたちは、新たな村を作るため、新天地を求めて旅立つ。

うさぎたちのロード・ムービー、
ならびに途中で出会うディストピア村のうさぎたちとの邂逅。
捕食者たちに狙われるうさぎにとって、旅がどれほど危険か知れないが、それを知恵と勇気と不思議な力で切り抜けていく。

独裁国家村のうさぎたちとの戦い。

そして、合間合間に語られる、吟遊詩人とでも言うべき役割のうさぎが語る、不思議な神話──。

どこをとっても、魅力てんこ盛りの作品。



記録を付け始めたのは2007年。
こんな風に始まっていた。

(読み始めて、かなりたってから記録をつけはじめたため、相当に中途半端ではある。)

 
Kindle版 Richard Adams (著)
A phenomenal worldwide bestseller for over forty years, Richard Adams’ spellbinding classic Watership Down is one of the best-loved novels of all time. Set in the beautiful English countryside of the Berkshire Downs, a once idyllic rural landscape, this stirring tale of adventure, courage, and survival follows a band of very special rabbits fleeing the destruction of their home by a developer. Led by a stout-hearted pair of brothers, they leave the safety of Sandleford Warren in search of a safe haven and a mysterious promised land, skirting danger at every turn.




2007年08月22日

ためこんだ洋書に今更ながら再挑戦してみようといきなり思い立ったのは、今年の6月頃だったから、二ヵ月ぐらい経っている。
色々取り出してはめくってを10日くらいやってみたけれど、結局落ち着いたのはリチャード・アダムズの「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」。

478P中、現在254P。

持っているのはごくごく一般的なペンギンブックス。
表紙のうさぎの絵も気に入っているのだけど、アマゾンでも見つからない?



いまや、年を経て子供にももてあそばれ、ついにボロボロを通り越して、表紙などとっくに取れてしまった。

しかし、今の時代は例えばKindleならば
安い・辞書つき・携帯アプリあり
という、素晴らしい媒体でいくらでも洋書が読める。

おまけに読み上げ機能さえついているという素晴らしさ。



洋書は確か1993~4に買ったもので、神宮輝夫の邦訳が本当に好きなので、読めもしないのにただただひねくりまわし、神戸での震災に耐え、数度の引越しに耐え、読んでもいないのにかなり年季の入った外見になっている。つまりぼろぼろ。
今読み始めてさらにぼろぼろになっている。
決して書籍の扱いが丁寧とは言えない私だけれど、これほど本らしく本として愛した本もめずらしいぐらい。読んでいないのに。

本格的に腰をすえてこの本にとりかかってから1ヶ月、半分を突破したので安心もあって、ブログ開設となったわけです。途中で放り出すかどうか、自分に自信がなかった為。
やはりいい本は良い。素晴らしい本は素晴らしい。
神宮輝夫の邦訳がいかに素晴らしいかかみしめなおしている。
原書に先に挑戦していたら、果たしてあの感動はあっただろうか?

彼ら(うさぎたち)は最初は地味に地味に旅を続けるので、とりあえずの一番お気に入りの箇所に到達するまでとにかく無我夢中で読み進めた。




古っ!!!
もうすっかり忘れていたので、この本を1993~4に買ったという情報がここで得られた。

昔すぎて、もう考えたくない。

さて、うさぎたちは新天地を求めて旅をするわけだが、途中で様々な苦難に襲われる。
次々に襲ううち、かなり苦労してある危機を脱したと、ほっとした所で起きるホラーな出来事。

…というあたりまで、読み進めていたようだ。
ここまでは、英語を追うのを慣れていないこともあって、ひたすら苦行だったと記憶している。



最初のポイントはやはりやみの中から聞こえる呼び声

「スライリ、ああ、スライリ!」

ここまで読んできて、ビグウィグの名前=スライリだなんて覚えている人がいるだろうか。
(どこかのファンサイトで同じような事言ってたような記憶があるな)
少なくとも私は覚えていなかった。

最初にちょろっと出てきただけだし。
ここで強烈に焼き付けられた名前「スライリ」が、エフラファで生きてくることになる。




このシーンは、忘れられないものがある。
あまりにも強烈だったことが一つ。
(夜に読んでいたらビクッとするレベル)

そしてもう一つ。
読んでいて本当に頼りになる、カッコいいうさぎ「ビグウィグ」。

この力が強くて男気があって、ちょっと短気なうさぎ、ビグウィグのがあだ名であり、本名は「スライリ」というということが、突然、こんなホラーな形で眼前に示される。

確かに序盤でそのことが書いてはあったが、1行のみ。
それからずっと、ずーーっと旅の途中は「ビグウィグ」だったので、スライリという名前であることなど、本人も忘れてそうなレベル。

つまり、本人も忘れているほどの「本名」を呼ぶ声が、闇の中から響き渡るのだ。
到底、聞きそうもないような所で、唐突に。
危険を脱した後の、ちょっとほっとしたタイミングで。

(なんだかおもしろそうだと思った人は、本当に面白いのでぜひ読んでみてください)





P258

エフラファへの旅を目前にしてわたしの興奮も期待値も最高潮。
短気で乱暴で粗野でどうしようもないうさぎ。
ビグウィグ・マイ・ラブ。(日本語)

傷の癒えたヘイズルが暖かい草の上で問いかける。

We'd none of us be here, would we?

…よくわからなかった。ファイバーが答える。

You're sure we are here, then?

そこでヘイズルがWhat do you meanと質問に質問に質問で答えるわけだけども、私が言いたいよ。What does they mean?




ヘイズルが主人公のうさぎで、若者たちを率いるリーダーだ。

読んでもらえればわかると思うが、彼は一番賢く、一番強いというわけではない。
一番強いうさぎ、一番賢いうさぎを率いる立場の者は、自分自身が強く賢くなくてもいい。

リーダーとは、決定権を持ち、方向性を示す者であり、その責任を引き受ける者なのだ。

彼を支えるのが、不思議な力を持つ弟のファイバーであり、一番強いうさぎ、スライリ(ビグウィグ)がこのリーダーを支持していることによって、彼の立場は万全のものとなっている。

ちなみに、ビグウィグは最初からわりとヘイズルに万全の信頼を置いているのだが、ヘイズルの方は若干、ビグウィグを警戒しているふしがあり、それはやはり力の強さのためだと思われる。

ビグウィグがこのいまの上下関係をひっくり返そうと思えば、すぐにそうできる。

だが、そこが偉いというか賢いというか、ビグウィグは当初からそれなりにはっきりと、ヘイズルをリーダーと認めているのだー!!
頼もしいというか、男気があるというか…。

リーダー、ヘイズルの視点から読み進めていくので、この頼もしさは最高。



わからなかった文章の、ヘイズルとファイバーの会話のあたりは、へとへとになりながらも、何となくいい感じの場所にたどり着いたときだったと思う。

今にして思えば、この
「We'd none of us be here, would we?」

「もしあのまま、ずっと村にいたならば、自分たちの誰一人ここにはいなかっただろうね。ここ=定住してもよさそうな土地」

という感じのような気がする。

しかし、ファイバーは質問に質問で答え
「ほんとにそう思ってんの?」みたいな返事を返す。

危険はまだ去っていないし、定住地はここではないのだ。
……と、依代よりしろ属性のファイバーさんが仰っています。



第三章。
P267/478。

ここ数日忙しい日が続いて、暇をみて1ページずつ勧めていたけれど、あと3分の1だと考えると急に寂しくなった。

Hazel had said nothing more to persuade them, feeling that it would be better simply to leave things to set in his favour.

…でよくわからなくなった。




nothing more to これ以上~するものはない
to leave things そのままにしておく
in his favour 「in one's favor」で「利益」

「彼の有利に働くように物事を自然のままにしておいた方がいいんだろうと感じた」?

間違ってるかもしれないから、全部通したあとに、邦訳片手に相談。



果たして、この意味であってるのかどうかは、どの箇所なのかはサッパリわからないので、もう一度読み返さないといけないなと思う。

児童文学をテキストにしたいと思っても、このような文章が出て来ると
ウッ…!
となってしまう。

ここから、単語帳の話。
これは大事なのでメモ。

単語は、文章の中から拾って覚えるべし、というのが、私のマイルール。
散漫に単語だけ聞かされても覚えられないんだよ~!

文章として、文章と関連付けて、覚えたい。


・洋書1冊につき1テキスト。(デジタル)
・ページごとにメモる。
・単語がダブっても、何度でも記述する。

本当に大事な本なら何度でも読み直したいはず。
何度読んでも飽きないはず、と思うのだ。

単語、10回ぐらい出てくると覚えることもある(覚えないこともある。
まあ年も年なので脳細胞の問題も…

--P254
disturb vt.しずけさを…
crouch vi.うずくまる…
forage vi.食物をあさる…
flank n.わき腹,横…


crouch vi.うずくまる…
disturb vt.しずけさを…

とやる。何度でも。しつこく。

読み返すたびに、少しずつ少なくなっていき、アリスなどは10個ぐらい単語テキストデータがある。
昔はこんな単語もわからなかったんだなあ、としみじみする。

そして、10回読んでもおぼえられない単語がある
(つд;)



>>ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(洋書) その2

調べてみたら、ウォーターシップ・ダウンは、神宮 輝夫さんの新訳で再販されていた!
やっぱり、神宮 輝夫さんの訳じゃなくちゃ。

 
リチャード アダムズ (著), Richard Adams (原著), 神宮 輝夫 (翻訳)
「すごく恐ろしいことだ!近づいてくる。ぐんぐんやって来る」。予知能力のあるファイバーの言葉を信じて、十一匹のウサギが旅に出た。いったいどこに平和な土地があるのか!?小さなウサギたちの大きな冒険…世界中をとりこにした名作が、今、改訳新版でよみがえる。

 
リチャード アダムズ (著), Richard Adams (原著), 神宮 輝夫 (翻訳)
やっとたどりついた理想の地、ウォーターシップ・ダウン。しかし、おだやかな日々はつかのまだった。つぎつぎと襲いかかる困難に、知恵と勇気と友情で立ち向かうウサギたち。命を賭けた戦いがはじまる…世界中をとりこにした感動作、待望の改訳新版!。



わたしが読んでいたのはこちら☟。
この「うさぎたち」という呼び方が好きだったなあ。
「うさぎ」とひらがなで書いている所が、内容はすごいシビアなのに、どことなく可愛らしさが出て好きだった。

 
リチャード・アダムス (著), 神宮 輝夫 (翻訳)






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