料亭予定地

「あしながおじさん」レビューの続き 2 農場の謎

2020/12/15
読書




「あしながおじさん」レビューの続き 2 農場の謎


なんだかまとめのまとめみたいになって、自分でもわけがわからなくなってきたけど、長すぎるのでまとめ記事を作り…。

>>読書系の記事
こちらにあしながおじさんも入れました。

まさかあしながおじさんで今更こんな長いレビューを作るとは思わなかったのだけど、もうめっちゃ楽しい。
キルラキルのレビューと同じぐらい盛り上がる(放置してるけど…)


 
ジーン ウェブスター (著, イラスト), 恩地 三保子 (翻訳)
孤児ジェルーシャに、突然ふってわいたような幸福が訪れた。「あしながおじさん」が大学へ通わせてくれることになったのだ。彼女は、義務の報告の手紙を毎月送った。あしながおじさんとは?


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*ここからネタバレを含みます。






あしながおじさん・ロック・ウィロー農場の謎の巻☆だ!

どうしてあしながおじさんがこの農場を指定したのか、ジュディはまったく深く考えてないし、おばさんたちにも問い詰めない。

あしながおじさんに、自分のことを詮索しないこと、と釘を刺されているからなのかもしれないけど…。

二年目は、却下されたからもあるけど
何となく、一年目のテンション高めな農場生活、すべてが楽しい!という感じじゃない、
教区の牧師さんの悪口も言ってるし…。

とりあえず、執筆活動は行っている。
でもそれも、ちょっと行き詰ってるし…。

サリーの家がよっぽど楽しかったんだろうね。
と思うたびに、マクブライド家にそれほど執着する理由は、サリーの兄ちゃんなのではないか、という疑惑が…。
>ジャーヴィスさんもやもや

本人「(゚∀゚)?」

ジャーヴィスの、ちょっと惑乱した感じの、支離滅裂な手紙が届く。

いまバークシャー地方を自動車で横断 中だが、つかれたので、どこかしずかな農場で休養したい。夜、そちらにたどりついても、とめてもらえるへやがあるだろうか?一週間ほど滞在するかもしれない。いや、二週間か三週間になるかもしれない。ついてから、休養できそうかどうかみたうえできめよう、と。


意味が分からないよ

この筋の通らなさ。言い訳をどうつけようか、行きたくて行きたくてたまらないけど、本当に行っちゃっていいのか、迷っている感じもよく出てる。

「いま、バークシャー地方を」って、「いま」って、本当かぁ~??
けっこう前からいたんじゃないのぉ?最初っから農場に行こうとしてさ!

そして、この手紙で「行く」、って言ってからなかなか来ない。
仕事が忙しかったとかそういうことはたぶん、全くなくて、倫理的に、出資してあげている女の子と、これ以上個人的にお近づきになるのが、本当に大丈夫なのか、死ぬほど悩んでそう。

アステアの映画では、ほんとうにここをはっきり描いていて、アステア扮するジャーヴィスに、友達が「愛人にするつもりって思われるよ」と言っている。

孤児院から美人をピックアップ、援助するのは下心、ということだ。
心が汚れてしまった今となっては、めっちゃありそう~!!
そういう目的で支援してる金持ちって超ありそう!!と思ってしまうし、映画を撮るときにも、そこは配慮しないといけなかったんだろうな。

映画では、憤懣やるかたない紳士のアステアに、友達は「絶対に直接会わないこと」を言い渡すので、アステアはかなり頑強にその約束を守って、なかなかジュディに会いに行こうとしない。会ったのもu偶然、てことになってる。
さらにアステアなので、相手役のレスリー・キャロンとのダンスが主で、まあこんなもんでしょという感じだった。



映画の話はおいといて、原作のジャーヴィスはわりと初期にあっさり会いに行っちゃってるところをみると、これはたぶん最初は単なる好奇心だったのだろうなと思われる。

最初のデートがあまりにも楽しすぎたんだろうな。
そして、予想外に実物のジュディが可愛く魅力的だった。
(もやもや…妄想モード)

ここで、農場に行ってしまって、二人きりの楽しい生活を送ってしまったらもう、何か一線を越える(あくまで気持ちの上で)気がしたのではないだろうか。

「どうしようか迷っているけど行くかも」的な手紙をよこしてからも、なかなか姿を現さないジャーヴィス。
決定的になったのはジュディの手紙だ。

「はやくいらしてくださればいいのに」

決定打。

ジュディは、「とにかく人間らしい話がしたい」ということのようだけど、この手紙効果でジャーヴィスは光の速さで現れた。

しかも、これは「あしながおじさんあての手紙」であって、「ジャーヴィス相手の手紙」ではないのだ!

これは本当に、すごい倒錯的な…いけないことしてる楽しみ…、盛り上がるわぁ。

メールの盗み読みと一緒で、自分に書いてるんだけど、自分じゃないと思ってるから、自分に対する本音が見える。
秘密めいた喜びだ。





到着してからは毎日二人きりのデート!
超理想的な環境。

あのかたとわたしは、ふたりきりで小さなテーブルで食事をするのですが、それがときには玄関わきにおかれたり、木の下だったり、雨ふりだのすずしすぎたりするときは、いちばんいい客間だったりします。あのかたは、食事のために、そのときの気分で場所をおきめになるので、キャリーがテーブルをかかえて、とことこあとについていきます。それがふつうよりずっとめんどうな場所だったり、お料理をとおくへはこばなければならなかったりすると、あのかたは、キャリーに、砂糖つぼの下に一ドルおいておやりになります。


何?このセレブな生活。

これが、10日も続く。
朝食も、昼食も、夕食も一緒なわけだ。

ジュディさん、大学サークルに入ってサリーの兄ちゃんとそのお友達とリア充生活をする代わりに、セレブな大人の男性(若め、独身、ハンサム)とセレブなリア充生活を送ることとなった。

ほら我慢してて良かったやん。

ジュディ「あの大きな大きな足の長い方が」

いや、あしながおじさんじゃん。

どう考えても気づかないとか不自然すぎる。

けど、ジャーヴィスさんが子どもの頃を過ごしていて?おばさんは乳母さんで?
そこになぜか二年も夏休みの行き場に指定されて?
そしてジャービスさんが現れた。「大きな大きな足の長い方」

いや気付けよ。

おかしなことはまだある。
ジュディは、最初に、サリーと立てていた「することリスト」楽しい夏休み生活の予定を、ああだこうだ、こんなこともするはずだった、こんなことしてくれるって言ってた、と細かくあげつらっていた。

マクブライド家でするはずだったことを、全部ジャービスはしてあげてるのだ!

釣りをしたり、馬に乗ったり、銃の撃ち方を教えたり…。

いやそれ全部、マクブライド家で、クラブでサリーの兄ちゃんとその友達とやるはずだったことだからー!
手紙に書いてたことだから!

最初は、あくまで最初はですよ。
なんか多分他の男にそういう楽しみを味合わせてそこに恋愛が生まれるぐらいなら自分がそういう楽しみを味あわせてあげようって思ったのかもしれない。
世間知らずだからこの子。孤児院しか知らないから。

一応下心をぬきにした好意的解釈をしてみる。



そしてふたりは登山に出かける。
山デートですか、は~ん。



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