ビーバーと二ひきのねこのおはなし【兄妹ねこシリーズ】







前書き:

妹子が作ったお話で、私がなんとなく形を整え所々手を入れたものです。
兄妹ねこシリーズの第一弾。(2017.01.13付)








◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




ビーバーと二ひきのねこのおはなし





あるところに二ひきのねこがすんでいました。

ちいさなねこはげんきでおしゃま、

ちょっとおおきなねこは、ちいさなねこよりほんのちょっとおおきくて、いばっています。

自分はもう大人だと思っていました。



ある日、にひきが木で作った橋をわたろうとしていたとき

川のまんなかにくろいものがいて、ごそごそ動いていました。

「かくれろ!」

「あれはなんだろう?」

お兄ちゃんねこはようじんぶかく木の間からかんさつしました。



「ビーバーだ」

お兄ちゃんねこが言いました。

「え?バービー?」

とちびねこがききました。

「ばか、バービーじゃない、ビーバーだよ、ビーバー!」

とお兄ちゃんねこはしかりました。



二ひきがしばらくかくれてみていると、

いきなりちびねこがさけびました。

「バービーさーん!そこで何してるのー?」

「バカ、バービーじゃない、ビーバーだろ!」

お兄ちゃんねこはびっくりして

ちびねこの口をおさえようとしましたが、おそすぎました。



ビーバーはこっちを見上げました。

お兄ちゃんねこはとっさに言いました、

「あっ、こんにちは、何をされてるんですか?」

はしの上からよんだのがちいさなねこたちだとわかると、ほっとした顔になりました。

「ちょっとね、こまってるんだ」

するとお兄ちゃんねこは急にれいぎただしくなって

「ぼくたち、おてつだいしましょうか」



「この石ころを家まで運びたいんですが」

そこで、二匹のねこは、おてつだいをして

おもそうな石ころをビーバーのおうちまで運んであげました。



ビーバーは

「ありがとう、なんとお礼を言ったらいいか

そうだ、おうちにあそびにきませんか?」



お兄ちゃんねこはれいぎただしく

「いや、ぼくたちそういうのはいいんで」

といいかけましたが

ちびねこが

「行こうよ、行きたい行きたい行きたい!!」

とさわいだので

お兄ちゃんねこはおそろしい目でにらみました。

しかしちびねこはまったく気が付きませんでした。



ビーバーのいえはダムのまんなかにあります。

お兄ちゃんねこは、器用にひょいひょいと

石ころをわたっていきました。

ちびねこはわたれなくて

かわぎしでぶるぶるふるえていました

「むりだよ、わたれない、こわいよー!」

お兄ちゃんねこは

「バカ、ふつうに来ればいいだけだろ!大丈夫だよ」

ちびねこはそっとひとあし、ふたあし

川のまんなかにきて

また泣き出しました。



おにいちゃんねこはひきかえして

しっぽを出すと

「ほら、つかまれ」

といったけど

ちびねこは、しっぽをつかもうとして川に落ちてしまいました。



さいわい、ビーバーがたすけてくれました。



にひきはおうちにいきました

ビーバーのおくさんが、びしょぬれのちびねこをタオルでよくふいてくれました。

ビーバーのこどもたちは、おそろしくやんちゃなちびたちで

げんきに走り回っていました。

そして、みんなでなかよくさかなを食べました。



かえるときは、ちびねこはひょいひょいっと石をわたってむこうぎしにつきました。

へんなかおをしているおにいちゃんねこをふりかえって、そして

「おもしろかったね、おにいちゃん!」

といいました。















おしまい。






>>兄妹ねこシリーズ





>>Twitter(@mwagtail30
>>細々やってるHP
>>note
>>児童書おすすめブログ
>>なろうのマイページ

にほんブログ村 その他日記ブログへ

にほんブログ村 その他日記ブログ 雑感へ






スポンサーサイト



タイムライン

ad